英国の1,340万人の難民申請者をルワンダに送るプランについて

 

英国とルワンダは、2022年4月に移住と経済開発パートナーシップに合意しています。

 

2023.12.9

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英国は最近顕著に問題化してきた「移民問題」に対する斬新な解決策を考案しました。

「亡命希望者をアフリカのルワンダに送る」という案です。

このプランは、2022年4月に当時のボリス・ジョンソン首相が初めて打ち出したもので、イギリスに到着した不法移民を約6,440キロメートル離れたルワンダに直ちに送還するというものです。

それからおよそ2年、英国はまだ現実にこのプラン実行は出来ていませんが、スナク首相は不法移民ルワンダ強制移住計画を実行する決意を表明しています。

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他の欧州各国と同じく、英国にもアジアやアフリカの紛争等から逃れてきた亡命希望者で溢れています。

昨年、危険な小型ボートで英仏海峡を渡って英国に到着したのは約4万6000人で、その多くは隣国のフランス経由で入国してきています。

オックスフォード大学の分析では、2018年以降に到着した人々の70%以上が、イラン、シリア、アルバニア、イラク、アフガニスタンの5カ国の国民でした。

2019年の選挙における保守党の重要な公約の一つが移民の削減でしたが、その後も移民は増加していて、昨年は過去最高の745,000人に急増しました。

この為、これらの移民をウガンダに送るプロジェクトが進んでいます。

現在、英国政府は雇用主がインド、ナイジェリア、ジンバブエ、アメリカなどから労働者、学生、更にはその扶養家族を連れてくる事を許可していますが、どんどんこの数が増え、減少している英国人の代わりに多くを占める様になってきています。

この状態をイギリス人は危惧していて、YouGovの世論調査によれば、イギリス人の10人に2人が「移民と亡命」を、経済に次いで国が直面している最大の問題だと答えています。

※国が移民に乗っ取られるのではないかと危惧しているのかもしれませんね。

 

英国とルワンダの移民プロジェクト

英国政府は国内の【1,340万人の難民申請者】をルワンダに送り、英国の移民問題の解決を図る協定に署名しました。

英国はこのプログラムを促進するために約3億6,400万ドル(5300億円位)を支払い、ルワンダの首都キガリの都市開発へ資金を提供し、地域の経済成長を支援しています。

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ルワンダ首都、ギガリの様子⇩

https://youtu.be/U43FCYIDYiM?si=F2DxR9qoCpSMFFt3

 

亡命パートナーシップ協定

英国とルワンダは、2022年4月に移住・経済開発パートナーシップに合意しました。

これに5年間の「亡命パートナーシップ協定」が含まれており、2023年12月、英国内務大臣とルワンダ外務大臣によって署名され、正式な条約に格上げされました。

この亡命協定により英国は、亡命を申請したり不定期に渡航したりする人々をルワンダに送ることができるようになりました。

ルワンダは彼らに亡命か永住権を与えます。

彼らは英国への返還を申請することはできませんが、英国は必要に応じて返還を要求することもできます。

英国はルワンダにこの計画を進める見返りとして、ルワンダに開発資金を提供しており、昨年は1億2,000万ポンド(217億円位)が支払われました。

https://youtu.be/QQ7mscbSuLk?si=D5k4SWHDgPHTSdoF

英国は、ルワンダへの移住者ごとに追加の処理料および費用を支払う予定です(すでに頭金としてルワンダに2,000万ポンド(36億円位)を送金しています)。

英国閣僚らは、これらの費用が英国での亡命手続き費用1人当たり約1万2000ポンド(217万円位)と同程度になると予想しています。

 

前途多難なルワンダ移民プロジェクト

英国政府はルワンダ移民計画に今後どれだけの費用がかかるのか詳しく説明していませんが、ブルームバーグは英国政府は今年の初めに、移住には一人当たり17万ポンド(3077万円)かかると見積もっていたと報道しています。

※えっ、かかり過ぎでは💧

現在、16万5,000件以上の移民移住案件が保留されており、彼らを一時的にホテルや拘置所、あるいは艀で収容する為の費用に1日800万ポンド(14億5000万円位)の税金が投入されているそうです。

欧州人権裁判所によるルワンダ移民計画への妨害

2022年6月、ストラスブールの欧州人権裁判所は、ルワンダへ移民を送る計画が英国の裁判所で検証されていないという理由をつけて、ルワンダへの最初の移民移送を阻止してきました。

その後、英国最高裁は2023年11月、全会一致で亡命希望者をルワンダに送る事は違法であると判決が下されました。

スナク首相はこの裁判所の決定を覆す為に、英国の弁護士が移民の亡命手続きを監視監督できるようにするルワンダとの新条約に署名しました。 その際に、英国からルワンダに移送された移民が、命や自由を脅かされる国にルワンダから送られる事がないよう保証すると言っています。

英国政府はルワンダへ移民を送るプロジェクトを継続する事を決定し、ルワンダと新たな条約を締結、まもなく移転の取り決めを合法的なものとする為の法案を提出する予定です。

https://youtu.be/O_4kMwpRPCA?si=dAy41NSJ3uWcgWnP

ルワンダはアフリカの中ではクリーンな街に見えます。

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