「ロシアは2021年に日本を攻撃する予定だった」 

 

リークされたロシア連邦保安局(FSB)の資料から分かった!とNewsweekがセンセーショナルな報道をしていますがこれについて

2022.11.25

Photo Daniil Zameshaev

· 【最新ニュース】,Daily News
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真偽はともかく警戒したい見出しですが・・・Newsweekは、この件についてロシアと日本の外務省にコメントを求めているとの事。

ロシアは、ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの本格的な侵攻を開始する数か月前の2021年の夏に、日本を攻撃する準備をしていた事がNewsweekに共有されたロシアの連邦保安局(FSB)の内部告発者からの電子メールで明らかになったと報道されています。

2021 年 8 月、ロシアは「日本との局地的な軍事衝突に向けて真剣に準備を進めていた」が、最終的にウクライナに侵攻する事を選択したと、FSBの内部告発者は 今年3 月に電子メールで述べたとされています。

内部告発の内容では日本を狙う動きが詳細に報告され、例えば、ロシアのプロパガンダが開始され、日本人を "ナチス" や "ファシスト" とレッテル貼りする事が大々的に行われている様子が報告。

この記事のソースとされている文書の内容は、以前Twitterでアップしたかもしれませんが、igorsushko氏によるリークです。

この内容を簡単に言えば、ロシア連邦保安庁(FSB)はアメリカが現在の過熱する対中戦略の一環として、日本に強力なミサイルシステムを配備しようとしているので、それを未然に防ぐ為に、日本との緊張状態を作り出す必要があると考えた、そんな時にアフガニスタンで米国が失態をやらかしたので絶好のタイミングと見なしたというものです。
「ロシアが日本への緊張状態を最大限にエスカレートさせ、戦争になると脅し、その後交渉を開始する事は(ロシアでは)容認されていたとされており、その前振りの世論形成として、日本人は残虐な生物実験を積極的に行い、非人間性を示し、ナチズムの気質を持っているとロシア国民向けにプロパガンダを始める必要があった。」

この様な内容が書かれていました。

ここでは、その内容を紹介し、事実があるかどうか確認します。FSB公式文書もお見せしていきます。

最初に結論:ロシアが去年日本に侵略開始をしようとしていたかは確認のしようがありませんが、igorsushko氏がリークしたFSBレターで指摘されている以下の事柄は事実です。

☆FSBが第二次大戦中のものとされる最後の関東軍総司令官として玉音放送を受諾し、ソ連軍に降伏した山田乙三の尋問データに関する機密文書をこのタイミングで機密解除した事(FSBの発表自体をお見せします)

☆去年8月から「ロシア・トゥデイ」等大手も含めて、日本をネオコンナチスと扱う為のプロパガンダ報道を始めていた事

☆ロシア空軍がMi-8MTPR-1ヘリコプターを積極的に配備していた事

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まずはおさらいで、Newsweeの記事のソースとされている文書の内容を確認してみましょう。

以前Twitterでアップしたかもしれませんが、改めてです。

リークされた文章を公開しているのはIgor Sushko氏。 ウクライナ出身のレース ドライバー兼インターネット起業家。https://www.igorsushko.com/


プーチンは2021年夏に日本を攻撃するつもりだったが、その計画を変更し、代わりにウクライナに侵攻した
2022年05月01日公開
フランスに亡命したロシアの人権活動家ウラジーミル・オセチキン氏に宛てたFSB内部の「変革の風」からの第10回目の書簡。日付は 2022.3.17

件名:JAPAN

「これから、6ヶ月前の出来事について情報を提供します。今回は簡単なものです。専門家が相互検証できるような詳細な情報を提供する余裕がありますが、私が特定される危険はないでしょう。

 2021年8月、ロシアは日本との局地的な軍事衝突をかなり真剣に準備していた。両国が深刻な対立に入り、戦争にまで発展するという確信があった。なぜ最終的にウクライナが戦争の対象に選ばれたのかは、他の人が答える事である。

2021年8月にロシア東部軍管区[VVO]に電子戦システム「Rychag-AV」(Рычаг-АВ)を搭載したMi-8MTR-1ヘリコプターが供給され、FSBが第二次世界大戦中の日本軍司令官山田乙三の尋問データを機密解除、米軍撤退直後にタリバンのアフガニスタン占領が起き、米民主党の評判が悪化。同じページには収まりきらないような出来事が起きました。

しかし、まずは本題に入ろう。モスクワと東京の間の重要な躓きの原因はクリル諸島(北方領土)である。

日本にとっては、ここに現代の地政学の礎がある。第二次世界大戦の敗戦国である為に、日本は未だに正式な軍隊や外国の情報機関、その他様々なものを持つ事ができない。日出ずる国にとって、北方領土の返還は、実は戦後の敗戦国という地位の修正[あるいは取り消し]を意味する。

 モスクワにとって北方領土は交渉の材料だ。日本との交渉材料だが、中国との交渉材料でさえある。天の国(中国)は、戦後の合意を修正しようとする試みを否定的に受け止め、北方領土をめぐる紛争で日本が勝利する可能性は、北京にとって受け入れがたいものである。あまりに受け入れがたいので、中国はそのような "贈り物 "をしたロシアを簡単に敵対視してしまうだろう。

 日本の安倍晋三元首相はすでに、北方領土問題でロシアと 交渉する事と、国内の情報機関を改革する事の2点を重視していた。「改革」とは、英国のMI6のような独自の対外情報機関を創設する事である。歴史的に見れば、日本の軍事情報は常に高いレベルにあったが、第二次世界大戦の敗戦後、戦勝国の意向で廃止されていただけだ。

そして、プーチンは7月末(2021年)の時点でも北方領土の「前代未聞の興味深い」オファーで日本人をそそのかそうとしていていましたが、アフガニスタンを背景にすべてが急変しはじめたのです。その関連はどうなっているのだろうか?

まず、何が変わり始めたのかを具体的に浮き彫りにします。

アフガニスタンでの事件後、FSBは第二次世界大戦中の日本軍総司令官、山田乙三の尋問データを機密解除しました。

 カブール陥落後の8月16日、ロシアのメディアは文字通り一斉に爆発し、機密解除された日本の文書についてそれまでと全く違ったトーンで報道し始めました。
日本軍はソ連軍の捕虜に対してひどい生物実験を行い、ソ連軍の捕虜を非人道的な目に合わせたというトーンに代わり、国際的なプロパガンダの主役である「ロシア・トゥデイ」も参加。


※参考 こちらは2021 年 8 月 17 日報道されたロシア・トゥデイ(RT)の「野蛮な計画」:日本による細菌兵器の開発に関する機密解除された文書という報道。この様に一斉にやっています。

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https://russian.rt.com/science/article/893917-fsb-dokumenty-yaponiya

アフガニスタンでの出来事によって、ロシア連邦保安庁は、唐突に、突然に、ほとんど予期せぬ形でロシア社会で対日情報キャンペーンを展開する任務を負っていたのだ。
アメリカは明らかに、アフガニスタンではうまくいかなかった。

アメリカが支援した政権は、アメリカ人が出国する前に崩壊し、タリバンは、獲得した権限を行使するのに必要な中間管理職の不足に溺れないように、終盤に減速さえした。

バラク・オバマは、自分に向けられる批判の嵐に嫌気がさし、SNSのコメントを消したほどである。
そして、私達は米国の可能な地政学的なゲームについて議論しているわけでもありません。私達はイメージと、何が起こっていたかの絵について話しているのです。
そして、この流れの中で【ロシアから見た】米国にとっての日本という問題が好都合だったのです。

だからメディアは一斉に日本軍はソ連軍の捕虜に対して残酷な生物実験を行った等と報道を行いました。

しかしその前に、同時期にロシア空軍がMi-8MTPR-1ヘリコプターを積極的に配備していたという話題に戻ろう。

このヘリコプターに搭載されている電子兵器の「Rychag-AV」の技術的特徴を述べると、このシステムは半径数百キロメートルにわたって敵の電子レーダーを妨害することができる。

 

そして、ロシアのこのような行動の理由は、アメリカのミサイルシステムに対する恐怖であり、それはすぐにロシアの国境(日本周辺)にまで迫っていたかもしれない。

この反応はロシアの"先制攻撃 "といったところでしょうか。
アメリカはこの地域で日本強化の計画を持っていたのです。
勿論、アメリカの優先順位は中国との対立の激化への対応であり、そのピークは2023年に予定されている。

はっきり言って、習近平は米国の民主化陣営の重要な敵ですから、選挙で中国共産党のトップが勝利すれば、米中の対立は非常に熱くなります。

だからこそ、ワシントンにとって、日本の支持を得るだけでなく、中国との対立の中で、かなり複雑な機能を日本に委ねることが極めて重要であると考えられたのである。

東京は、北京とある種のレッドラインを越えることを切望しているわけではない、しかし...。

米国が中国との紛争に最も重要な(正確には目に見える)貢献、すなわち日本側の勝利を実現すれば(たとえそれが極めて局所的であっても)、日本側は自動的にワシントンに過剰な借りを作る事になる。

そして、ワシントンは国内の聴衆の関心をアフガニスタンでの失敗からアジアでの成功に移す事が可能に。

ここで注意しなければならないのは、ロシア当局が周りの国々はすべてクレムリンを攻撃したがっていると本気で思っている事だ。

日本にとって、このような仮想的な紛争における「勝利」という概念は、正にたった一つのものでしかないでしょう。これらの成果は純粋な形式的なものであるかもしれないが、北方領土奪還は絶対に完璧に日本の勝利の象徴に見える。

当時、状況を最大限にエスカレートさせ、戦争になると脅し、その後交渉を有利な立場で開始することは(ロシアでは)容認されていた。ちょうどウクライナとの戦争前と同じで、戦争が起こるのは防げなかった。

ロシアはこの地理的方向(東アジア)で遅れをとっているので、これ(米国が凹んでいるタイミングでの日本への恫喝)はモスクワにかなりのポイントを提供できる仕事であった。

そして、アフガニスタンの出来事は、米国がクリル問題の解決プロセスを多少早めることを、クレムリンに最終的に確信させたようだ。(米国はアフガニスタンを捨てて対中国に専念するという意味合いかと)
日米との軍事衝突の可能性はゼロではないとロシアでは考えられ、ロシアの情報空間では日本に対するプロパガンダが活発であった。
日本が残虐な生物実験を専門に行い、非人間性を示し、ナチズムの気質を持っていることに賭けたのである。
戦後非武装化したはずなのに、その規制に違反し、ロシアにリスクを与えていると持っていこうとした。

見出しになった題材としては「ロシアが世界を生物兵器戦争から救った」や「日本によるソ連への攻撃準備の証拠を機密解除した」などでした。
日本との軍事衝突の可能性がある場合、ロシアが電撃戦で勝利できるとの確信はあまりなかった。

その為あの時あの場所での戦争は始まらなかったらしい(当時--2021年の夏--こんな話を誰も信じていなかったし、ウクライナとの戦争が起きるとも誰も信じていなかった)

しかし、全体としては、ロシア指導層の狂おしいまでの戦争願望により、ロシアにとって戦争は避けられないものだった(プーチン一人の問題ではありません)。この事は今日決定的に明白になっている。当時は人々は単にロシア指導層の狂気のレベルを過小評価していたに過ぎないのである。
https://www.igorsushko.com/2022/05/putin-intended-to-attack-japan-in.html

 

と、 この様な内容が記載されていました。最初に述べたように、ここで言われている様なロシアが去年日本に侵略開始をしようとしていたかは確認のしようがありませんが、FSBレターで指摘されている事柄は事実です。

FSBが第二次大戦中のものとされる山田乙三尋問データの機密文書をこのタイミングで機密解除した事や、
去年8月カブール陥落後から「ロシア・トゥデイ」等大手も含めて、日本をネオコンナチスと扱う為のプロパガンダ報道を始めていた事です。

こちらについて見ていきましょう。

まずは、ロシアFSB(ロシア連邦保安庁)公式ページでの日本についての公式リリース、日本の「バルバロッサ」の謎についてです。

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http://www.fsb.ru/fsb/history/archival_material/japanbarbarossa.htm

「ロシアのFSBは日本がソ連を攻撃する準備をしていた事を示す、日本の戦争犯罪者の証言を機密解除した」と発表されています。

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資料の枚数が多く、ここでは見せきれませんが一部何が書かれているかを紹介します。

!注意!ここで記載されている事は日本人女性や子供に鬼畜以下の所業を行ったソ連の好きなように編集された内容ですので、そのまま受け取らないで下さい。プロパガンダと思う事。 

1948年11月12日、日本の主要な戦争犯罪人に対する極東国際軍事裁判(東京裁判)が終結した。1946年5月3日に始まった東京裁判は、ナチス主要犯罪者のニュルンベルクでのIMT(1945年11月20日から1946年10月1日)よりも長い期間であった。

極東軍事裁判は、米ソ英のビッグ3首脳によるポツダム会議の決定「捕虜に対する残虐行為を含むすべての戦争犯罪人を厳正に処罰する」に基づき、1946年1月19日に極東連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサー将軍の命により設立された。

東京地検は、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、イギリス、オランダ、インド、ニュージーランド、フィリピン、ソ連、アメリカの11カ国の代表が参加していた。主任検事は、米国の著名な弁護士であるジョセフ・キーナンであった。

ソ連側からは、判事にソ連最高裁判所軍事教導団員のイワン・ジリャーノフ少将、検察官にソ連外務省条約法局長のセルゲイ・ゴルンスキー(後にモスクワ市検事のアレクサンドル・ワシリエフに交代)が任命された。

この裁判には、日本の軍部と政治部の幹部29人が参加し、4,356点の証拠書類と1,194人の証人によって、彼らの有罪が証明された。

極東評決は、日本兵が捕虜に対して行った恐るべき非人道的犯罪などを反映したものであった。判決の「条約に基づく戦争犯罪」という章には「生体解剖と人肉食」という項目があり、そこには次のような例が挙げられている。

捕虜のバラバラ死体が発見された。捕虜は殺され、その前に拷問され、足や手を切り落とされた。

太平洋戦争末期、日本陸海軍は不法に殺害した捕虜の体の一部を食べるカニバリズムに走った。このような行為は、日本陸軍司令部の認識と同意なしに行われることはなかった...大将や少将クラスの将校でさえ、これに参加していた。屠殺された捕虜の肉や、その肉で作ったスープは、将校以下の日本人に振る舞われた...」という。

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1946 年 2 月 13 日、ソ連国防委員会ビクトル・アバクモフ大佐は、関東軍敗退時に逮捕された日本人の 証言から、細菌兵器を用いた対ソ開戦計画を証言した 990/A 番の報告書をジョセフ・スターリンに送っている。

総局に逮捕された人々の手書きの証言の翻訳とフォトスタットを提示します。

富永中将 "元陸軍次官

三宅中将(元関東軍参謀、日満政府機関「紀和会」参謀長

柳田中将(元関東要塞防衛司令官)。

元中央軍ハルビン駐在官事務所長の秋草少将。

浅田大佐、元関東軍司令部情報部長。

現役参謀の星子二等陸士、元満州郷警察本部長。

を、東京の国際軍事裁判で裁かれる日本の戦犯のリストに加える。

富永、三宅、柳田、秋草、浅田、星子の各氏は、日本政府が長年にわたって対ソ戦の準備をしていたことを証言した。1941年、日本政府はドイツ政府と結託して戦争準備を強化し、そのために日本の参謀本部は「バルバロッサ」計画と同様、独自の対ソ攻撃計画、コードネーム「関東軍特別作戦」を策定した。

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当時、逃げ場のない場所で拷問をしながら言わせたであろう内容を延々と記載しています。詳細にはココでは触れませんが、これをアフガニスタンの混乱に織り交ぜてFSBは投入し日本人をネオコンナチスだと世論を作ろうとしていました。

同時期の2021年9月、日ロは脱炭素分野で協力文書締結を結びのんびりしてました。

裏ではこんな行為を行いながら、表では何気ない顔をして隠してますわ。

次はこのFSBの機密解除を受けてロシア国民に一斉に日本ネオコンナチスプロパガンダを行うメディアの様子です。

まずは先ほどのロシア国営メディアRTのFSB日本機密文書解除後の報道ぶり

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カブール陥落直後の2021.8.17の報道で、タイトルは野蛮な計画」:日本による細菌兵器の開発に関する機密解除された文書です。

第二次世界大戦中、日本はソ連に対して細菌戦を開始する事を計画しました。強制収容所にいるナチスの科学者のように、日本の軍人は囚人に対して恐ろしい実験を行いました。

機密文書の公開は、日本の軍国主義者の洗練された残虐行為と、1945 年 8 月に彼らを打ち負かしたソ連赤軍の偉業を忘れさせるものではありません。

などと報道し、「広島と長崎での爆発の直後に死亡し、放射線障害などの影響で死亡したすべての人々を数えると、50万人以上の数字が得られます。これは正当化できない米国の犯罪でした. 爆弾は、高齢者、女性、子供などの民間人に投下されました。アメリカ人は実際に核兵器をテストし、全世界にそれらを実演し、ソ連を怖がらせたかったのです」と米国を巻き込むのも忘れません。

人間のやることとは思えないレベルだったソ連軍兵士達の日本人女性へのレイプ・暴行・殺戮・略奪には一言も触れる事はなく・・・

確かに去年の8月、9月に日本をネオナチ扱いする記事が多数出ていました。

例えば・・・2021年9月3日のこちら「2020年4月24日のロシア連邦法改正により、ナチス日本への勝利の意味を取り戻すための臆病な一歩が踏み出された

ソ連では、日本のファシズムは適切に処罰されなかった。

1945年9月2日、日本は降伏し第二次世界大戦は終結した。この日、ソ連最高会議常任委員会は、政令で9月3日を「日本戦勝記念日」として祝日にした。当時、ソ連の人たちは皆、この日がナチス日本への勝利の祝日であることを理解していた。これは、国家元首であるスターリンが敵国降伏の演説で明言した事である。

9月3日の祝日を理解する為に、第二次世界大戦中にアジアで何が起こっていたかを思い出して欲しい。1930年までに、日本国は台湾、朝鮮、南樺太、ミクロネシアの島々を含む大帝国を築いた。

これ以上の拡張と植民地支配は、人口で日本帝国に圧倒的に勝り、軍事力も相当なものを持っていた中国大陸でしか不可能であった。日本の支配層は、この拡張を成功させる為に、支配下の国を自由主義からファシズムへと変化させる必要があった。彼らは、民衆による大衆的なファシスト運動の圧力の下にではなく、「上から」これを行ったのである。

ドイツやイタリアのものではなく、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアのファシスト体制が選ばれた。それは、独裁的な政治体制の中で組織された強力な封建層と、ブルジョアジーの支援を前提としていた。

事実上すべての日本人は、「大和民族」の「外来民族」に対する人種的優位の理論を行動の指針として採用し、支配層のエリートを支持し、必要ならば、その為に命を捨てる覚悟を表明しているのです。

ハイ、これが去年の9月3日にロシアで報道された内容です。目を疑いますね。

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また、ロシア連邦の日刊紙でガスプロムに買収されたメディアであるイズベスチヤ(iz.ru)では去年9月2日にこの様な報道がされています。

現在の推計では、軍国主義日本との戦争で中国は約3500万人を失ったが、そのうち中国軍死者は300万人に満たず、残りの犠牲者3200万人は6週間で20万人以上の南京市民が拷問やレイプなどの残虐行為で殺害されるなど、民間人であった。

日本の占領体制は、アジアの他の地域でも残虐行為を特徴としていました。韓国人、ベトナム人、フィリピン人、インドネシア人、シンガポール人、マレー人、ビルマ人、インド人など 1,200 万人以上が犠牲になりました。

最近公開された、ソ連との戦争に対する日本の準備に関するロシア FSB のアーカイブからの機密解除された新しい資料は、日本の軍国主義者の真の計画について語っています。

日本軍の高官によると、そのような最初の計画は1938年に遡る。

1944 年と 1945 年 3 月に、生物兵器を使用してわが国(ソ連)に対する敵対行為を開くことが計画されました。

生物兵器の開発の一環として、悪名高い日本の731部隊で人間に対する大規模な実験が行われ、その結果、数百人のソビエトを含む少なくとも3000人(いくつかの報告によると、最大1万人)が痛みを伴う死を遂げました。

出鱈目もいい所ですね・・・

このような調子でアフガニスタンでカブールが陥落した後、FSBの機密文書を用いてロシアメディアは現在の日本のネオコンナチス化のプロパガンダ報道をスタートさせました。

ロシア空軍がMi-8MTPR-1ヘリコプターを積極的に配備していたことについてはサラッと触れますが、【 ロシア連邦国防省発表:2021年8月12日 東部軍管区のMi-8MTPR-1ヘリコプターの乗組員は、従来の敵軍の航空のレーダーシステムを抑制しています。】や【空軍と防空軍の最新ヘリコプターMi-8MTR-1の乗組員は、電子戦システムの助けを借りて敵機を制圧した。2021年10月4日】などが参考になります。

こうしたロシアメディアやFSBの様子から見ると、Newsweekの報道はやや行き過ぎだとしても、ロシアが日本に対して何らかの敵対的な情報工作や戦略を用意している事は感じられます。

そしてこうした動きは日本国民に伝えられる事はありません。

私は少なくとも中国とロシアには常に警戒を行い、彼らの政府が自国民に日本についてどの様なプロパガンダを行っているのかは常に監視しておく必要があると思いますし、メディアが伝えない以上こうした情報は確認でき次第皆様にお伝えしようと思います。自民党保守議員の方にも以前からお伝えしておりますが、早く民間シンクタンクでも作って欲しいところ。

性善説では現在の日本が置かれている状況には全く対応でがきません。

最悪を想定し、何が起きても対応できるように備える必要があると考えています。