ウイグル人から強制摘出したハラール臓器について、中東での報道

 

アルジャジーラの例 

· Middle East

 

闇市場で販売される同胞

2019/7/25にアルジャジーラによって「中国限定の「ハラル」人体臓器販売」という見出しで報道された内容です。

ウイグル人イスラム教徒は言葉では言い尽くせないほどの悲劇に晒されており、強制収容所に収容された収容者から時には生きている状態で臓器が摘出され、ハラール臓器として販売されているというニュースが広まっています。

悲しい事に、ウイグル人の臓器は闇市場で臓器移植用の臓器を探している「イスラム教」信徒の間では人気があります。

ジャーナリスト「Werleman」が実施し、最近「Medium」ウェブサイトで公開された調査によると、ウイグル人抑留者の臓器について恐ろしい報告があります。

ウイグル人の臓器は新鮮な状態のまま市場で販売する為に生きているうちに抽出されるという。

特にハラールとして販売されている裕福な「イスラム教徒」向けの臓器については需要が不足しています。

これらの慣行を目撃したウイグル人外科医のエバーソニーは、次のように述べています。

中東でも一応は問題化はしてるみたいですね。問題化しているのに中東諸国は無視をして、中国共産党に協力し国連でウイグル人権弾圧について非難決議をする事を阻止しています。

中東のメディアでハラール臓器移植のパイオニアとして指摘されている天津の病院があります。

現在は広告を消していますが以前は病院のホームページで大々的に広告を行っていました。

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こう指摘されているのが天津中央病院です。この病院はアラブ諸国に対して強制摘出した臓器を販売する為に、ハラール用臓器をアラビア語等で販売していた事でEU議会からも非難決議をされている病院です。

巨大な天津中央病院の建物に英語と中国語で電光掲示板で表示されていたフレーズは「كبد جديد حياة جديدة」(新しい肝臓、新しい人生)です。

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かつて数年間、天津中央病院は違法臓器売買を行っている件で糾弾されていました。

この病院はアラビア語と英語で臓器販売を宣伝しており、年間約5,000件の移植を行っています。

湾岸諸国からこの病院に来る患者の数が増えていることについて、多くの証言と証拠が集まっており、この病院の名前は新規イスラム教臓器移植患者に適応するためにアラビア語に翻訳されています。

新疆ウイグル自治区ではカシュガル空港経由の臓器輸送が許可されており、中国語と英語の標識が臓器輸送用のルートを示しています。

中国では透明性が欠如しているため、この犯罪活動から得た資金がどこに再分配されているかを知ることは困難であり、ジャーナリストのイーサン・グットマン氏は売上は強制収容所だけでなく、病院や地元の中国共産党機関に還元されていると見ている。

ハラル臓器販売の中東での報道具合をもっと見たい方はこちらからご覧下さい。⇩

この様に中国共産党によるウイグル人から採取した「ハラール臓器」の販売状況についても報道がなされています。

中国では臓器移植希望の患者が臓器移植を待つ期間は平均僅か12 日ですが、アメリカでは数年かかります。

日本での臓器移植期間は臓器移植ネットワークによると、心臓は3年以上、腎臓は14年以上、肝臓は1年以上とかなりの時間がかかります。

https://www.jotnw.or.jp/explanation/07/05/

待機時間平均12日というのは、中国の臓器移植病院がドナー患者がいつ死亡するかを知っている可能性がある事を示唆しています。また、移植希望の臓器に対して中国の病院側が、適合するであろうドナー患者のデータを保有している可能性があると考えられます。

お客の手術日程に合わせて臓器を摘出している可能性。

中国政府は臓器移植を待つイスラム教徒の患者を呼び込むために、「ハラール臓器」の広告を作成し、臓器提供者はアルコールや豚肉を消費しないなど、イスラム教の規則に従うことを強調して売り込んでいました。

臓器ごとに別途料金が設定されており、例えば肝臓は10万ドルに達する価格ですが、臓器が「ハラル」である場合、その価格は 3 倍になるとの事です。

2020年の中国法廷の報告によると、ウイグル人のDNAサンプルは無料の健康診断の下で採取され違法に運営されている臓器バンクのデータベースに登録されます。

その後、強制収容所で死亡したウイグル人の臓器は家族が知らないうちに持ち出されます。

収容所にいるウイグル人はタバコを吸ったりアルコールを飲んだり出来ないため、彼らの臓器は「ハラール」であると強調されて中東諸国に販売されています。

この残虐行為を隠すために、中国政府は家族が亡くなった親族の顔しか見ることを許可していません。

イスラム教の埋葬の前に、故人の体を洗う慣習がありますが、これも政権によって許可されていません。

https://www.islam21c.com/news/china-is-selling-halal-organs-taken-from-uyghurs/

これは国連人権委員会(UNHRC)ですら取り扱っている話です。

中国政府は脆弱な少数民族から臓器を強制的に摘出しブラックマーケットで数十億ドルを稼いでいるとされており、
最近でもヘラルド・サンにウイグル人に対する虐待の疑いに関する最近の報道が掲載されていました。

この報告書には、闇市場で「健康な肝臓が約16万ドルで取引されている」ことや、臓器売買取引が中国にとって「少なくとも10億ドル」の年間売上高を生み出していると指摘がなされています。

国連の人権専門家は、ウイグル強制収容所の被拘束者がインフォームドコンセントなしに血液検査や超音波、X線などの臓器検査を強制的に受けさせられる事があるという信頼できる情報を得たという。

検査結果は、生体臓器提供者のデータベースに登録され、臓器の割り当てを容易にする。

https://www.hindustantimes.com/world-news/liver-on-sale-for-160k-uyghur-organs-harvested-in-china-s-black-markets-101635556908589.html

この様にハラール用臓器を中国共産党が湾岸諸国に対して、広告を出して販売していた事はEU議会でも非難決議されています。⇩欧州委員会公式HPより 

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声明の中で「EUとその加盟国に対し第三国、特に湾岸地域のパートナーとの関わりにおいて、中国の移植センターがウイグル人や中国のイスラム系少数民族からの「ハラール臓器」を宣伝していることから、強制的な臓器摘出の問題を提起することを求める。と指摘がなされおります。

一部を抜粋してお見せします。

中国における臓器狩り継続の報道に関する決議案提出の件

中華人民共和国においては自発的な臓器提供の割合が極めて低い。
一方、1984年に中国政府は死刑囚からの臓器摘出を許可する規則を実施した。

E. オーストラリア国立大学が最近発表した研究で1980年から2020年の間に中国の公式データベースから数千の医学論文が調査され、死刑囚と良心の囚人に臓器移植手術を行って最終的に死亡させるという国家の秘密行為が明らかにされており、同研究は国営の民間および軍病院の中国人外科医がこのような行為を行っていることを強く示唆している。

同研究はさらに、中国の国および軍関連の病院は、臓器狩りが非常に有益であるため、死刑囚と無実の囚人(ウイグル人や法輪功信者など)の両方を執行することに決めたとしている。

F. 中国法廷(中国における無実の囚人からの強制臓器狩りに関する独立法廷)が2020年3月に最終判決を出したが、強制臓器狩りは中国全土で何年も前からかなりの規模で行われ、今日まで続いていると結論付けている。

おそらく法輪功学習者が臓器供給の主要な供給源であった。中国における法輪功とウイグル人に対する広範かつ組織的な弾圧の実態が解明された過程で、彼らに対する中国共産党の行いは広域かつ組織的な犯罪であり、人道に対する非道な行いは疑いようもない事実である。

G.中国の移植臓器はそのために殺された人々と、生きたまま臓器を抜き取られた人々が存在しており、人権と医療倫理の侵害にあたるので絶対に容認できない。 

H. 人権活動家の報告によると、ウイグル族を含む新疆ウイグル自治区の少数民族が、移植用臓器の適合性を確認するために不可欠な健康診断を受けさせられている。

I. 民族的、言語的、宗教的少数民族の被拘束者は、インフォームドコンセントなしに、強制的に血液検査や超音波、X線検査などの臓器検査を受けていると報告されているのに対し、検査の結果は、臓器の割り当てを容易にする観点から、生体臓器提供者のデータベースに登録されていると報告されている。

1. 中華人民共和国において、生きた死刑囚や良心の囚人(宗教的信念のために投獄された多数の法輪功学習者やウイグル人、および他の宗教的・民族的少数民族のメンバーから、持続的、組織的、非人道的かつ国家公認の臓器狩りが行われていると報告されていることを強く非難する。

2. 中華人民共和国における生きている死刑囚と良心の囚人からの臓器摘出は、国際刑事裁判所ローマ規程第7条に定義されているように、人道に対する犯罪に相当する可能性があると考え、中華人民共和国にローマ規程に署名し加盟するよう要請する。