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要約・最新情報
- 金曜日の深夜、再びイランの首都テヘランで防空システムが作動しているのが確認されました。
- イスラエルはイランのタブリーズ軍事基地を完全に破壊したと発表しました。

- 次のイスラエルの攻撃対象は、経済的(特にIRGCに資源を供給する石油・ガスインフラ)、また政治的・指導者層が有力とみられます。

- フォックスニュースによると、アメリカ陸軍はパトリオットPAC-3とTHAADでイランのミサイル迎撃を支援しています。
- イスラエルはベン・グリオン国際空港を完全に閉鎖、民間機も移動されています。
- 米政府も、イランからの攻撃に対するイスラエル防衛の為に、米軍の装備・資産が使用された事を認めました。
- 各国メディアは、複数のイスラエルの都市に大規模な攻撃があったと報道。
- イスラエル側では少なくとも7人が負傷しており、重傷者も含まれています。
- アルジャジーラは「このイスラエルの攻撃が、イランを核兵器開発に向かわせる可能性がある」と報じています。
- イランは明日午後まで空域を閉鎖。
- イラン側は「この攻撃は『壊滅的な報復』の始まりだ」と主張しています。
- トランプ前大統領は「手遅れになる前にイランは合意すべきだ」と警告。
- IAEAのグロッシー事務局長は国連安保理で「ナタンツ核施設で放射性・化学的汚染が生じている」と発言しました。
- 「イスラエルはナタンツ核施設の地上部分を破壊したが、地下の濃縮施設に損害の兆候はない。ただし停電で遠心分離機に影響が出た可能性がある」と述べています。

- イスラエル軍筋によると、イランから約100発のミサイルが発射されました。
- アルジャジーラは目撃証言に基づき、イスラエルの市民が避難シェルターに移動するよう指示を受けていると伝えています。
- ヨルダン軍はヨルダン領空での迎撃を実施中。
- 昨夜以来、イスラエルによるイランへの空爆が少なくとも8波実施されているとされています。
- イスラエルのテレビ局は昨夜イスラエルの閣僚に示された最も有力なシナリオとして「イランが600発の弾道ミサイルを段階的にイスラエルへ発射する可能性」が挙がったと伝えています。
- イスラエルによる更なる攻撃の波がある可能性について報道が出ており、国営メディアはイラン西部の空軍基地付近で新たな大きな爆発音が聞かれたと伝えています。ネタニヤフ首相は、イランの核開発計画を「必要な限り」弱体化・破壊する為に攻撃を続けると誓っています。イランは長らく、核開発は平和的な原子力発電の為だけだと主張してきました。
- 重要なのは、イラン政府がウラン濃縮活動の継続、更には核活動の拡大の可能性まで表明している点です。イスラエルによる攻撃は核活動継続の「決意に影響を与えない」とイラン国営テレビは報じています。
- ファールス通信は「非公式の統計」として、イスラエルの攻撃で70人以上が死亡し、320人以上が負傷したと報道しています。ファールス通信はイラン革命防衛隊によって運営されており、イラン政府の準公式メディアとされています。
- マーケットへの影響についてのトランプ氏のWSJインタビューでの発言「最終的に、イランが核兵器を持たなくなるのだから、市場にとっては素晴らしい事になると思います。…イランには核兵器という人類への大きな脅威がなくなります。」
- 昨日まで、トランプ政権のホワイトハウスはイランへのイスラエル攻撃の可能性から公に距離を置いていました。しかし、大規模攻撃が発生し、200機を超えるイスラエル戦闘機と、モサドの地上工作員による情報支援のもとドローン攻撃が行われたと報じられた後に態度を変えています。トランプ大統領は金曜朝にABCニュースへ「まだこれからも(イスラエルによる攻撃は)ある」と発言し、イスラエルの軍事行動を「素晴らしかった」と評しました。
- イラン政府は怒り、イスラエルによる突然の攻撃は和平交渉促進どころか、交渉の「死刑宣告」であると憤慨。イラン政府として昨夜の攻撃と破壊について米国に責任があると非難する声明を出しました。
- イランは「厳しい報復」の準備を表明しており、最高指導者ハメネイ師はイスラエルに「苦く痛烈な運命」が待つと警告しています。「神のご加護のもと、イスラム共和国内の軍隊の強力な手が、イスラエルを許さないだろう」と金曜に述べました。
- アルジャジーラが確認したイスラエルが空爆したイランの主な場所は以下の通りです。
首都テヘランおよび周辺の軍事拠点
- 主なウラン濃縮施設があるナタンツ市(爆発が報告)
- タブリーズ市(核研究センターと軍事基地付近で爆発が報告)
- テヘラン南部のイスファハン市
- テヘラン南西部のアラク市
- 西部ケルマンシャー市
- イランは既に新たなIRGC指導者を任命したとWSJは伝えています。モハマド・パクプール将軍がイスラム革命防衛隊司令官に、サイエド・アブドルラヒーム・ムーサヴィ大将が軍参謀長に、アリ・シャドマニ中将が亡くなったゴラーム・アリ・ラシド中将の後任に就任しました。
- イスラエル国防相イスラエル・カッツによると「イラン革命防衛隊空軍の幹部の大半がイスラエル軍の攻撃で死亡した」との事。
- イスラエル諜報部がイラン革命防衛隊空軍幹部がイスラエル攻撃を準備するため地下で会合していたのを突き止めており、位置をイスラエル空軍に伝え、戦闘機がその場所を攻撃。イラン空軍司令官であるアミール・アリ・ハジザデ司令官を殺害。イスラエル軍によれば、UAV部隊と航空指揮部隊の司令官も同様に殺害したそうです。
- イスラエルが金曜に攻撃を開始するはるか以前から、モサドの工作員が爆発物搭載ドローンや他の誘導兵器をイラン国内に密輸。作戦と同時に、現地のモサド要員がこれらを用いてイランの防空システムや弾道ミサイル発射機を攻撃した、とWSJは伝えています。