サイパンがゴーストタウンに?

 

知人からサイパンが中国のせいでゴーストタウンになっていると報告がありましたので、現在の様子をご紹介します。

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コロナ前の2019年5月の中国からサイパンへの月間訪問者数は3万8,262人でしたが、今年5月は2,061人で、2023年の5月は392人でした。

2019年までは大勢の中国人がサイパンに訪問する様になり、カジノやホテル、風俗店を次々にオープンさせようとしていました。

サイパン行政と旅行団体は完全に中国マネーに依存するようになり中国からの観光客が途絶えた今でも、再び中国からの観光客が戻る事を喉から手が出るほど期待しています。(哀れな・・・)

彼等は中国本土でバブルが崩壊した為、中国人民がかつてのようにサイパンに出資したり、観光に来る事が出来なくなった事を知りません。

中国による大型カジノリゾートの建設は頓挫し、中国系のホテルや飲食店はもぬけの殻になっていますが、そのまま朽ちてしまいそうです。

サイパン当局が宣伝している様に、中国人観光客が再び激増すると現地の人達は思っている様ですが、もはや夢物語になりつつあります。

 

廃墟となった中国のカジノホテル・インペリアルパレスサイパン

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こちらは知人が送ってきた今のサイパンの中国カジノホテルの様子です。

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これはサイパンのカジノ運営会社インペリアル・パシフィック・インターナショナル(CNMI)が放置したカジノリゾートホテルです。

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エントランスです。

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豪華な装飾の内装。

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私達がこれまで見てきた、中国のゴーストタウン化した巨大物件に似ていますね。

この中国カジノリゾートは現在のサイパンを象徴していると言えるでしょう。

インペリアル・パシフィックリゾートホテルはサイパンのガラパンのど真ん中にあります。

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上から見るとホテル部分は工事中だったのが分かりますね⇩

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かつてのエントランスの様子を見てみましょう。

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インペリアル・パシフィックリゾートホテルプロジェクトが失敗した理由

平たく言えば、中国人が米国政府との契約を守らなかったり、手抜き工事で施工不良疑惑が上がったり、マネロン疑惑が持ち上がったり、その上コロナでダメージを受けたからです。

更に詳しく見ていきましょう。

このホテルはマカオのジャンケットグループ、Hengsheng Groupを率いていた中国の億万長者、紀曉波が経営権を握っており、インペリアル パシフィック リゾート ホテル サイパンは 39 億ドル規模の事業になる筈でした。

紀暁波は現在、習近平から狙われて逃げ回りなんと日本に逃げてきていると言われています。

https://youtu.be/_Xwll0hXpVc?si=ke8EVvI2UNxX9gw_

「習近平が取り逃した男」と動画にもなっています。

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紀曉波社長は日本の人脈を頼って日本に逃げ込み、そこで彼女とぬくぬくと暮らしていると8月に入ってからも中国メディアや台湾メディアが報道しています。

この方、アメリカ政府からの借金を踏み倒して、サイパンのホテルも放置したまま日本でゆっくりしているとの事ですが・・・・近日中にアメリカ政府と中国政府両方から日本政府にこの男の事は知らんかね?と連絡が入るかもしれません。

話をサイパンのカジノに戻します。

このプロジェクトはオープンするずっと前から失敗に終わる事が分かっていました。

ホテルの建設中、作業員が不可解な死亡をする事件が起こり、 FBIが現場に調査にやってきました。

捜査したところ、建設労働者にまともに賃金が支払われずに職場環境も危険であるという疑惑が発覚。

FBIが建設中に営業していた臨時カジノも捜査した所、マネロン疑惑も浮上しました。

このカジノは小規模にも関わらず、数十億ドルの収益を報告し、急速に世界で最も裕福なカジノの 1 つになっていましたが、マカオでやっていた様なマネロンに活用されていた様です。

5億ドルを投じた広大な高級リゾートの第一フェーズである臨時カジノは2017年7月にオープンし、金の装飾をふんだんに使った印象的な外観と内装で、サイパンを訪れた観光客を驚かせていました。しかし、建設中に手抜き工事が行われていると報じられ、施設の構造的健全性について現地や米国で懸念が高まって行きました。

案の定、インペリアル・パシフィックのカジノ収益は施設内の現金の流れを監視する為に連邦および地方当局が介入した後、急落。

追い打ちをかける様に2020年3月に新型コロナウイルス感染症パンデミックにより閉鎖を余儀なくされ、破産寸前となりました。そしてそのまま再開される事はなく今に至ります。

連邦カジノ委員会とインペリアル パシフィックのライセンス条件には、サイパンの借地に中国側が年間 1,500 万ドルの賭博料を支払う事、規制費用を賄う為に年間 310 万ドルを支払う事、サイパンコミュニティ利益基金に年間 2,000 万ドルを寄付する事が含まれていましたが、紀曉波率いるインペリアル パシフィック リゾート側はこれをまともに払いませんでした

地元当局によると、年間ライセンス料や規制料は2021年以降支払われず、コミュニティ利益基金への寄付は2017年以降行われていないとの事です。

 

米国政府からこの様に詰められている一方、紀曉波社長は習近平からも狙われています。

北京の裁判所によって紀曉波氏がマネロン犯罪組織の首謀者として認定された

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去年、11月24日に中国の裁判所はサイパン唯一のカジノ運営会社であるインペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングスの紀曉波社長が、中国国外で複数のカジノを違法に運営し、ギャンブルの借金を回収する為に暴力や脅迫を用いるなど、様々な違法行為に関与していたと判決を下しました。

和歌山や宮古島にカジノIRを作ろうとしたサンシティの周社長もこの時一緒に有罪判決を受けています。

そんな紀曉波社長ですが、今は日本に逃亡し一息ついているそう。

多くの中国人富裕層が長年に渡り資産を日本に移して定住し、目に見えない形で日本で独自の人脈を形成している事は事実だが、紀曉波社長はこれらの日本の人脈とリソースを利用して今も裕福な生活を続けていると中国メデイアは非難しています。

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彼女と息子二人、娘二人は香港に残していて、落ち着いたら日本に迎えるそう。

それだけではなく、社長はマカオの友人たちにとても寛大で、率先して皆を日本に招待し、航空券、食事、宿泊施設の手配をしており、多くの若い女性達が日本に来たいと申し込みに殺到した様です。

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ただしこの生活は時間の問題だと思われます。米国政府と中国政府からは日本に居たとしても逃げられないです。

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本人も渋い顔してますね笑

https://youtu.be/rv500ED8Kb4?si=6XELodEXaQgWO-_a

紀曉波社長がサイパンから逃げ出した後、このホテルの周辺も一気に寂れています。