土曜日に行われた台湾総統選で祭英文総統の後継者、頼清徳氏が当選

 

中国本土のネットユーザーは「頼清徳氏は台湾人に嫌われると報道されていたが勝ったじゃないか、我が国のメディアは何故嘘を吐くの?」と困惑

2024.1.15 Photo Timo Volz

· 【最新ニュース】,Daily News

https://youtu.be/zhTHytBAKL8?si=UROObawn5JzaCY9s

与党民進党候補の頼清徳氏が2024台湾総統選に勝利。

台湾の皆さんは流石の選択でした。日本にとっても勝利と言える大事な選挙でした。

broken image

土曜日に行われた台湾総統選挙で、民進党の頼清徳候補が勝利した直後、中国本土のSNSでは関連ニュースに対するネットユーザーの関心が急増。

微博では13日朝の投票開始後、中国本土でハッシュタグ「台湾選挙」がトレンド入りし、合計表示数は一時、1億6320万を記録。

台湾総統選のトピックがバイラルになり始めたのを確認した微博の管理者は直ちに「台湾選挙」と「台湾総選挙」などの台湾選挙に関連するトピックを一時完全にブロックしました。

これらのトピックに関するリアルタイムの情報を検索すると、微博は「関連法規と政策に基づき、このトピックの内容は表示されていません」と表示し、ネットユーザーによる関連投稿やコメントも直後に削除されました。

broken image

台湾総統選が行われ、頼氏が勝利した土曜日から新華社通信、CCTV、人民日報など中国の国営通信社は、台湾選挙について殆ど報道しなくなっています。

これを見た中国のネットユーザーの中には、「台湾選挙に関する報道がまったく見られない」と投稿する人もいれば、「これはちょっと珍しい、数日前までは検索で話題になっていたのに」、「結局、中国には直接選挙がないのだ」といった反応もありました。

一部ネットユーザーは台湾政治に関し中国メディアで聞いた内容に対し疑問を提起。

あるネットユーザーは「わが国のメディアは常に正反対の話をしている」「(メディアで)台湾の人が嫌いだと話す人が常に(選挙で)勝利する。メディアは嘘をついているようだ」と話していたと報道されています。

その後、「台湾 選挙」で検索すると、トップは公式メディアの報道「中国外務省、台湾の地方選挙に一切介入しないよう米国に要請」で、あとは殆ど公認公式アカウントのリリース(中国政府のプロパガンダ)となった様です。

台湾の開票が午後4時に締め切られた後も、中国本土のネットユーザーが最新の開票速報を投稿して議論を巻き起こし、ウェブマスターがその投稿を削除するという事態が続きました。

記者会見時点では、微博のホット検索トップ50に台湾関連のトピックはありませんでした。

 

 

日本の上川外相が頼清徳氏の新総統就任を祝い「台湾は極めて重要なパートナーであり、重要な友人です」と祝電した事に中国政府が大反発。大使館も反応。

【日方祝贺台湾地区选举,我使馆回应】 https://www.bilibili.com/video/BV1Gg4y1m7Ej/?share_source=copy_web

在日中国大使館は日曜日、上川陽子外務大臣が台湾の次期総統である頼清徳氏を祝福する声明を発表した事について、「断固として反対する」と発表しました。

台湾総統選挙の結果が発表された土曜日、日本の外務省のウェブサイトに掲載された声明で、上川氏は頼氏の勝利を祝福し、 彼を"極めて重要なパートナーであり、重要な友人である "と呼びました。

これに対し、在日中国大使館は、頼氏に言及する事なく、また頼氏の勝利を認める事なく、上川外相の発言を「中国の内政に対する重大な干渉」であると非難。

「我々はこれに強い不満と断固とした反対を表明し、日本側に厳粛な申し入れを行った」と大使館は発表しました。

中国政府が日本の台湾総統への祝福をいくら非難しようが的外れです。

台湾はただの一度も中国本土のものだった事は無いからです。盗人猛々しいこうした物言いにはそろそろ明確に反論しても良いと思います。

 

国際社会は台湾の総統選頼勝利を祝福

50カ国以上が、台湾の国政選挙が成功裏に終了し、頼清徳氏が総統に選出されたことを祝福したそうです。

broken image

台湾外交部によると、グアテマラ大統領、パラグアイ大統領、ベリーズ首相など、台湾の外交同盟国の首脳から祝辞が寄せられたとの事です。

シンガポール外務省は「シンガポールは台湾と緊密かつ長年の友好関係を共有しており、今後も「一つの中国」政策に基づいてその関係を発展させていく」と声明。

米国は、頼氏の勝利と、強固な民主制度と選挙プロセスの強さを示した台湾の人々を祝福。バイデンの「台湾独立反対」発言は問題と見なされていますが、あれは以前からです。

米国政府は外交上は今までも一貫して一つの中国を尊重するとしていて、それは日本も同じです。

とは言うものの、実際の行動では台湾に米軍を駐在させ、武器を送り、日本と封じ込めを行っています。

凄まじい半導体規制等の経済制裁も行われており、実質対中政策で台湾と一体化しています。

今までずーっとそうなんですが、(つまり本音と建て前)メディアが何故こんな使い古された話を煽るのか?

リトアニア外務大臣は頼氏の当選を祝福し、「台湾の人々と共に、自由で公正な民主主義の強さを祝う」と発言。

ドイツ連邦議会外交委員会のミヒャエル・ロス委員長は、台湾の人々が再び自由民主主義にコミットしていることを示したと賞賛しました。

チェコのミロシュ・ヴィストルチル上院議長は、Xへの投稿で台湾の人々を祝福し、台湾が頼氏の指導の下、成功裏に発展し、豊かな民主主義国家であり続けることを望むと発言しています。