
Anthropicが9月10日にDeepSeekやKIMIがClaudeを使ってとんでもない詐欺的なビジネスをしているのを世界に大公開。
中国AI企業によるClaude悪用の規模や実態が明らかになりました。KIMIやDeepSeekを日本メディアや一部の自称AI専門家は褒めちぎっていましたが、なんとも恥ずかしい結果に。
Anthropicが9月10日、154ページにわたる分厚い告発状を提出。タイトルは地味ですが中身は派手、「アリババ、Moonshot(Kimi)、DeepSeek、Xiaomi、Zhipu、お前らのことだぞ」という名指しリストです。
中身を見ていきましょう。
アリババ:もはやサブスク泥棒のラスボス
5月〜7月にかけて1億5,100万件超のClaudeとのやり取りが確認され、1日あたり最大約300万件、約3,500の不正アカウントに分散していたもので、Anthropicが過去に観測した中で最大規模の蒸留キャンペーンと説明されています。
5〜7月の3ヶ月間でClaudeとの対話1億5,100万件超。1日ピークで約300万件——これはもうたまに覗き見ではなくClaudeに住み着いてるレベルです。
しかも約3,500個の偽アカウントを駆使という、量産型の垢BAN逃れ体制付き。
Anthropic曰く「うちが今まで見た中で最大の蒸留キャンペーン」。
オリンピックがあったら金メダル級の物量です。この吸い上げた知恵はQwenの訓練に使われたとされています。いわば「隣の家のWi-Fiを無断で使い倒して、しかも自分の家の照明代を浮かせていた」ような話。
Moonshot(Kimi):中身はClaude、看板はKimi
ユーザーには内緒でリクエストをこっそりClaudeに丸投げし、返ってきた答えを「これはKimiの実力です」という顔で提供していました。
10日間で30万件、5,380個の偽アカウント経由で丸投げを実施。5〜7月合計では2,300万件超。極めつけは、人民解放軍関連とみられる人物が中国国内の監視カメラ映像をKimiに送りつけて「この人、挙動不審ですか?」と確認しましたが、その様子がそのままアメリカに筒抜けになっていたという、笑えないオチ付き。
DeepSeek:静かに、しかし大量にClaudeに丸投げ
2026年7月の僅か2週間で1,200万件超の丸投げが行われていました。表向きは何も言わず、裏で黙々とClaudeにパスしていたと、正に「見た目は自炊、実は出前」を続けていたような状態です。
巻き添えを食らった一般ユーザー達
成都の監視カメラ映像数百台分、中国本土の国有企業の社内機密コードや現役の認証情報まで、知らない内にアメリカに渡っていたというオマケ付き。
Xiaomiも3〜4月の20日間で40万件超の丸投げをClaudeに行い、そこに中国人ユーザーの氏名や連絡先まで含まれていたとされ、ユーザーからすれば「え、私の個人情報、なんでアメリカに?」という状態です。
要するに、自主開発、国産AI躍進という看板の裏で、実質は「Claudeという名の下請け工場をタダで酷使していた」という構図。そこに監視カメラ映像や企業機密まで巻き込まれていた、というのが今回の騒動の面白おかしい(けれど笑えない)要点です。
この有様を知った中国人ユーザー達の投稿☟
①アリババは2ヶ月間で3,500以上の偽アカウントを使い、Claudeとこっそり1億5,100万回も対話した。

同じ頃、月之暗面(Moonshot)とDeepSeekは、国内ユーザーの質問を誰にも気づかれずサンフランシスコのサーバーに代筆させていた。
国内の発表会向け原稿には『封鎖突破』『自主開発』『最先端に肉薄』という奇跡の言葉が並んでいた。
一方、太平洋の向こう側のAnthropicは、154ページの情報報告書をドンとテーブルに叩きつけた。
容疑は明白。中国の複数の大手研究所が、組織的に大規模な違法モデル蒸留を行っている。
数千億の資本とトップエンジニアを抱える巨頭が、何故こんな表沙汰にできない事をするのか?
ワシントンが史上最も厳重な半導体の鉄のカーテンを敷いたのに、なぜライバルの最先端追撃を止められなかったのか?
このカラクリをコードのロジックに沿ってどこまでも分解していくと、冷酷に回転する利益の機械が見えてくる。
それは探索コストの外部化だ。
最先端モデルを作る上で最大のコストは、電気代ではなく試行錯誤の失敗そのものだ。
AnthropicやOpenAIは無人地帯を歩いている。
数万枚のH100を燃やし尽くし、数百種類のネットワーク構造を試し、
数えきれないモデル崩壊とロジック暴走を経て、ようやく高度な推論への細い道を見つけ出す。
この数十億ドル規模の本物のカネこそが、探索コストと呼ばれるものだ。
2015年、ヒントンが知識蒸留を提唱した。もともとは大きなモデルが自社の小さなモデルを教育するための技術だった。
だが国家間競争の裏側で、この技術は完璧な吸い上げポンプに変貌した。
探索のリスクと行き止まりは、すべて他人に踏ませればいい。
自分はただストローを一本差し込んで、相手の接続口につなげばいいだけだ。
シリコンバレーが数十億ドルの試行錯誤の末に結晶化させた思考の連鎖を、そのままそっくり吸い取るんだよ。
数十億ドル規模の研究開発の請求書は、サンフランシスコの研究所に丸ごと押し付けられた。
もっと荒唐無稽な歯車は、一般ユーザーの画面の裏に隠されていた。
今回の報告書は『サイレント・リレー』と呼ばれる仕組みを暴露した。
中国人ユーザーは中国国産AIに質問を打ち込み、自分は国産アルゴリズムの台頭を目撃していると信じ込んでいる。
バックエンドのコードはその一文をこっそり梱包し、太平洋を越えてClaudeへ送る。
Claudeが海の向こうで推論を終えると、システムは包装紙を剥がし、自社開発のラベルを貼ってユーザーに返す。
ユーザーの本物の質問は、タダで提供されたプロンプトエンジニアリングの材料になった。
ライバルの最高峰のClaudeは、タダの下請け工場になった。
これは事実上、ワシントンの半導体禁輸措置すら瓦解させてしまった。
米国は税関でGPUを調べ、露光装置を止め、計算量を数え、物理的な鉄のカーテンで追撃を断とうと必死になっている。
だが、計算力を燃やして生まれた最終的な結晶は、本質的には一連の文字列と確率に過ぎない。
情報の限界伝送コストはゼロに近づいている。
数十万枚のカードが生み出した思考パターンが、ネットワーク越しにそのまま吸い取れるなら、誰がわざわざ何十トンものハードウェアを密輸するリスクを冒す必要があるのか?
禁輸の高い壁はまだそこに立っているが、その地盤はとっくに一本一本のデジタル接続口によって掘り崩されていた。
だがこの寄生マシンは、最も重い代償を一般人に押し付けつつある。
第一の代償は安全崩壊だ。
Claudeが数千万ドルをかけて訓練した安全ガードレールは、吸い上げの過程で完全に剥ぎ取られてしまった。
残された裸の解答ロジックは、なんと軍・警察の監視システムの補助にまで転用された。
第二の代償はシステム全体の集団失明だ。
ユーザーが差し出した信頼とプライバシーは、他人の商業的窃盗の人間の盾にされた。
テクノロジー買弁は自主開発の物語を口実に、体制内から天文学的な計算資源補助金や産業ファンドをせしめている。
みんな、探索コストを一切負担しない偽りの繁栄に酔いしれている。
だが他人の脳みそをこっそり吸うだけでは、所詮ランキング表で後追いする事しかできない。
一旦太平洋の向こうが蛇口を締め、接続口を切断するか、あるいは無人地帯にもう新しい道が見つからなくなった時、『封鎖突破』を高らかに叫んでいたあの自主開発神話は、次にどこへ寄生先の宿主を探しに行けばいいのだろうか?」
https://x.com/mubeitech/status/2098432283246019011
②もう笑うしかない。月之暗面(Moonshot)はこれ、国家機密漏洩じゃないか

解放軍の軍事施設の映像をそのまま米国に渡し、大手テック企業のソースコードまでClaudeに送りつけていた。これもう完全に“売国行為”でしょ。
Claudeも報告書の中でユーモアたっぷりにこう書いている
『Moonshotが、ユーザーのリクエストがAnthropicに転送され第三者に晒される事を、顧客に告知していたかどうかは不明である』
③Anthropicが発表したこの報告書は、4つの事を明らかにした。

中国政府:Claudeを使って維穏(体制安定維持)監視をしていた。
人民解放軍:Claudeを使って兵器開発をしていた。
中国の大規模AIモデル各社:Claudeを蒸留していた。
中国の詐欺集団:Claudeを使ってアプリやボットを開発し、高齢者を狙った詐欺をしていた。
正直、見ていて気まずくなったみんなはどう見る?あの縮れ毛(サム・アルトマンやAnthropicのCEOか)は本当に神がかってるな……
https://x.com/btcmos/status/2098264626140156191
④Kimi事件はManusより深刻

Kimiの件はManusの件よりずっと深刻だ。楊植麟(Kimi共同創業者)は一昨日、中国科学技術大学で講演していたのに昨日にはチーム15人とともに連行されたという噂が流れ、今のところ否定もされていない。
中流の套壳(皮だけ張り替えた)提供業者がいくら『ローカライズ』や『自主開発』を宣伝しようと、下層でClaudeへのリクエストがトリガーされている限り、ユーザーの生のプロンプトはそのままAnthropicの海外サーバーに送信・保存される。
国有企業、政府、高度な機密性を伴う業界にとって、厳密なセキュリティ監査を経ておらず、技術の出所も不明な套壳大規模モデルを使うことは、極めて深刻なデータ漏洩リスクを構成する。Anthropicはかなり律儀で、この件をこれ以上拡大させないよう、アリババ、月之暗面(Kimi)、Xiaomi、Zhipu、DeepSeek、SenseTime、MiniMaxを名指しで告発した。中でもアリババの蒸留規模が最大だった。
https://x.com/AsiaFinance/status/2098613311008870509
⑤日本語での皮肉コメント

⑥動かぬ証拠:新華社と商務部が結託してデマを流し、中国のAI企業が米国AIを蒸留したことを断固否定——『事実的にも法的にも根拠がない!』

新華社のデマは米国人を騙せなかったが、解放軍を騙してしまった。解放軍は中国AIが自主開発だと信じたからこそ、大量の軍事機密をアップロードして分析させ、結果としてその機密は全て米国AIに転送されてしまった。損失は計り知れない。
中央規律検査委員会、軍規律検査委員会、国家安全部は、新華社のデマ屋を立件・逮捕すべきだ!
https://x.com/lenscn/status/2098735763617894554
⑥米財務長官ベッセントは、習近平の訪米前に大きな手土産を届けた

中国AIの蒸留による軍事機密流出を実名で裏付けたのだ。DeepSeekの梁文峰が発明した蒸留手法で、大量の米国AIアカウントを登録し、その結果を顧客に食わせていた。
Kimiの楊植麟も同じ手口を真似ており、中国の軍事プロジェクトまでもが米国側で運用され、大量の軍事機密が米国のデータベースに流れ込んだ。
米国側も呆然とするほどの規模で、こんなに大きく“遊んで”しまうとは思っていなかっただろう。楊がまだ逮捕されていないことを願うし、中国が今後二度と米国AIを套壳・窃盗しないことを望む。
https://x.com/Israelwaronhama/status/2098852052868948129
中国語圏のSNSの反応を見ると「自主開発神話の崩壊」に対する怒りと自虐的な笑いが入り混じっていて、中々味わい深いものですね。