イランイスラエル情勢や米国株安を受けて苦戦中の日経平均

この後はどうなるのでしょうか?

 

Photo Ussama Azam

· 投資

先週、日経平均は急落、半導体大幅安に中東情勢緊張化を受けて一時37000円割れをしました。

https://youtu.be/J5fSnwV66h0?si=nvmq3v8aSC3X67CP

 

米国株安を受けて38000円を割り込んで下げながらスタートした後、10時過ぎに「イランの複数個所で爆発音」と伝わった事に過敏に反応して一気に下げています。

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プライム市場の9割超の銘柄が下落する全面安の展開になり、電気機器、機械、金属製品、精密機器、証券・商品先物取引業などがハードに下落した一方、鉱業、海運業、医薬品の3セクターのみ上昇。東証プライム市場の値上がり銘柄は5%、対して値下がり銘柄は94%となっていました。

 

日経平均この先の展開

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この様に急落している日経平均ですが、楽観的なシナリオをあえて上げるとすれば、青色の矢印の様な値動きはどうでしょうか?

先週はイラン・イスラエル情勢や米国株不振を受けてガンガン下げましたが、イランイスラエル情勢は落ち着きを見せ始めています。

現在サポートは割れましたが、200EMAで踏みとどまっており、ここで反発してそのまま上昇していくシナリオです。

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現在の下げをエリオット波動第4波とすると、次の第5波で上昇です。

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これはあくまで楽観的なシナリオですが、バフェットがこのタイミングで日本株に追加投資しそうなニュースなどもあり、上昇継続の可能性が無い訳ではありません。

 

日経の今回の上昇を阻んでいると思われるトレンドライン⇩

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赤丸を付けた場所が効いてる場所です。2011年から機能しているラインですね。中々厄介です。

出来れば再度アタックに行き抜いて貰いたい所。

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緑の上下の点線が10年以上続いてきた緩やかな上昇チャネルラインです。今年の一月に上抜けてブレイクし、日経は急騰を開始しました。

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今はトレンドラインにぶつかり反落している所に中東ファンダ等を間が悪く受けて下げ幅が大きくなっていますが、10年モノのチャネルラインをせっかくブレイクしたんですから、上昇の勢いはこんなものでは無いと思っています。

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ここから更に下げたとしても36500位から反発して再度上を目指す可能性はまだまだあるのではないかと見ています。

現在の日経平均の様子⇩

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日経先物

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ここで反発をして3/22から続いている下げトレンドをブレイクできるか観察しましょう。

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抜けれなければ下落が継続します。

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日経上昇への好材料としては、4月18日に著名投資家バフェットが率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが発行総額2633億円の円建て社債の発行条件を決めたニュースがあります。

バフェットの商社株購入が日経平均を史上最高値に押し上げた経緯があるので、投資家は注目をしていて、証券会社の一部は「日本株買いの号砲が鳴るとみて良いだろう」と言っていました。