https://youtu.be/MXx_-6e2hW0?si=RXoTBilIxuMmFhU2
先週金曜日に石破総裁が誕生した事を受けて、月曜日に日経が2000円程度暴落。テレビでも「石破ショック」として散々報道されました。
週末に石破氏が金融所得課税をしないと火消したり、総選挙をやると言い始めた事を受けてマーケットに様子見ムードが広がり、先物が先に反発を始めていました。
その為、昨日の10時位に先物やドル円が反発しているのを確認して、様子見ムードが広がっているとお知らせしましたが、ここではその後の様子をお見せします。
日経先物は石破が総裁選前に発言していた金融所得課税の強化を「実行したい」というスタンスを翻した事と、金融緩和基調は基本的に変えることはないとテレビで発言している事などを受けて反発。
10月27日に解散総選挙を行うと発表した事もマーケットの様子見ムードを強めました。
https://youtu.be/6MhsSEQc55I?si=xZsNGbnqtmJCKboZ
報道と日経先物の値動きが連動しているの面白いですよね。
テクニカル的には日経先物は前回の暴落(日銀利上げ発表によるキャリートレード巻き戻しによる暴落)が下げ止まった場所を起点とするサポートラインを割る事なく踏ん張りました。
現在反発していますが、上値を前回のサポートがレジサポ反転してできたレジスタンスラインで上値を抑えられている状態です。
ここを上抜け出来なければ再度反落していく可能性があります。
また、日経と連動している為に注目しておかなければいけないのがドル円です。
ドル円も利上げを提唱する石破総裁誕生と同時に急激に円高に。解散総選挙と金融緩和基調は基本的に変えることはないとの報道を受けて再び円安方向へ向かってはいます。
しかし、これだけサポートを割って下げると上値を阻むラインが多数出来てしまい、総裁選前の位置に戻すのは一筋縄ではいきません。
今は144.4位の水平線が上値を押さえています⇩
この水平線は強力です。何度も上値を先月末に抑えており、上抜けして反転してからは下落を食い止めています。
これは何かというと⇩
日銀利上げで発生した下げレジスタンスラインをブレイクした価格です。レジスタンスライン・サポートラインがブレイクした位置の価格は重要な水平線として機能しますので覚えておいてください。
石破ショックの様なファンダメンタルが発生していないときは強く価格推移に影響します。
ドル円が下落(円高)になると日経先物も下落します⇩
こうした日経先物とドル円の値動きが翌日の日経の寄り付きに反映されます。
現在はこんな状態で、下げ止まったものの政権の先行きが不安な事もあり安定しない値動きをしています。
日経先物は年始から見るとやはり8月頭の日銀利上げ方針発表で高値を切り下げてから下げトレンドに入っている可能性があります。
8月までは高値・底値ともに順調に切り上げてきていたのですが、ここで高値も底値も大きく切り下げてしまいました。
その後、高市総裁誕生期待で底値を切り上げてきたものの、今回の石破総裁誕生で勢いが弱まった形です。
もし、現在のサポートラインを割ってしまい、前回高値の42000付近を上抜け出来なくなればしっかりとした下降トレンドに入ってしまう可能性もあります。
石破ショックは上昇サポートを割り込みませんでしたので対して問題ないとは言えますが、やはり利上げ・円高方向では株価は下降トレンドに入りやすいので、これからの値動きに注視していきましょう。格好の買い場だっと報じてるメディアがありますが、それを言うには時期尚早かもしれません。
10月の総選挙で石破内閣が早々に終わり、積極財政の高市政権に代われば良いのにですねぇ。