イラン海軍の特殊部隊(コマンドー)が、オマーン湾においてタンカー「OCEAN KOI」(旧名:JIN LI)を拿捕しました。
拿捕の理由としてイラン当局はこの船が「地域の情勢を悪用し、イランの石油輸出と国家利益を妨害・損害を与えようとした」と主張しています。
このタンカーにはイラン産の原油が積まれていました。
イランの準国営メディアタスニム通信によると、イランは石油タンカーを拿捕し、「石油輸出とイラン国民の利益を妨害しようとした」として非難しました。
タスニム通信は拿捕の経緯を詳述していませんが、イランの公式国営通信社であるイスラム共和国通信社(IRNA)は、イラン軍がタンカーをイラン南部の海岸に誘導したと報じました。
報道によると、タンカーはイラン産原油を輸送していました。
イスラム共和国通信社は「軍のコマンド部隊が、イスラム共和国の石油を積載し、地域の状況を利用して石油輸出とイラン国民の利益を損ない、妨害しようとしていた、この違反石油タンカーを拿捕した」と発表。
これは米軍にこれ以上イランの原油タンカーが拿捕されると、その度に米軍に攻撃する必要があるが、今はそれが出来る体制にないという状態を表しているのかもしれません。
これに先立ち、米国とイランとの間で小競り合いがありました。
ホルムズ海峡情勢:詳細アップデート(2026年5月8日)
米軍によるイラン南部攻撃
米軍がバンダルアッバースおよびケシュム港を含むイラン南部の目標を攻撃。イランに圧力をかけていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=dj0j03CYBNE
イランが中国タンカーへの初の攻撃
中国メディア財新によると、UAEのアル・ジール港沖で中国の大型石油製品タンカーがイランの発射体に被弾。船主関係者によれば、紛争開始以来、中国船籍が初めて攻撃を受けたケース。
船体には「中国人船主・乗組員」と明記されていたにも関わらず標的にされたそうです。
イランによる米駆逐艦への激しい攻撃
USSトラクストン(DDG-103)とUSSメイソン(DDG-87)がイランの高速攻撃艇・ドローン・ミサイルによる激しい攻撃を受けました。これを5インチ艦砲、艦上小火器、航空機、CIWSを駆使して撃退。
イランは米駆逐艦への被弾を主張していますが、実際には両艦とも無傷。
国連安全保障理事会への決議案
バーレーン・アメリカがUAE・カタール・クウェート・サウジアラビアを代表する形で、ホルムズ海峡に関する安保理決議草案を提出。
CENTCOM公式声明

「USSトラクストン、USSラファエル・ペラルタ(DDG-115)、USSメイソンがホルムズ海峡を通過中、イランが複数のミサイル・ドローン・小型艇による無差別攻撃を実施。
米側の被害はゼロ。
脅威を排除した上で、攻撃に使用されたミサイル・ドローン発射拠点、指揮統制施設、情報偵察ノードを含むイラン軍事施設を即時反撃しました。CENTCOMはエスカレーションを望まないが、米軍防衛のため即応態勢を維持する。」
イラン、米国の提案を「非現実的」と拒否
イラン上級顧問のモフセン・レザエーイー氏は、ホルムズ海峡再開に関する米国の提案を拒否。戦争賠償を含む「具体的な利益」なしに停戦合意には応じないと表明。「抵抗」を継続する姿勢を示した。
https://www.youtube.com/watch?v=aR-wHpD9n18
イラン軍(ハータム・アル・アンビヤー総司令部)声明

「米軍はジャスク沖のイラン沿岸水域からホルムズ海峡へ向かっていたイランのタンカー、及びUAEのフジャイラ港対岸でホルムズ海峡に進入しようとしていた別の船舶を攻撃し、停戦協定に違反した。同時に、一部の地域国家と協力してホミール・セリク港・ケシュム島沿岸の民間地域を空爆した。これに対しイラン軍は即座に反撃し、ホルムズ海峡東方・チャーバハール港南方の米軍艦艇を攻撃、重大な損害を与えた。米国および支援国家は、イランが躊躇なく圧倒的な反撃を行う事を知るべきだ。」
https://x.com/i/status/2052496113744404555
EU・米首脳電話会談

EU首脳がトランプ大統領との電話会談を報告。「イランが核兵器を保有する事は絶対に認めない」という点で一致。7月初旬までの関税引き下げを目指すEU・米通商協議も順調と説明。
UAEによるケシュム島攻撃説
イランのタスニム通信が、UAEがケシュム島の港を攻撃したと報道。
事実であれば、UAEが独自の軍事行動に踏み切った事を意味します。
