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物価の高騰(生活費の上昇)に対するパリの街頭での大規模なデモについて
強硬左派政党「ラ・フランス・アンスーミス」のジャン=リュック・メランション党首は、今年のノーベル文学賞受賞者のアニー・エルノー氏と並んで行進しており、極左がインフレを利用して政局を作ろうとしているようにも見えます。
「この行進でそれを始めたのは我々なのだ」とメランション党首は群衆に語っており、賃上げを求めてストライキや抗議行動を呼びかけた4つの組合と合流してデモの規模を大きくしたようです。
フランスのガブリエル・アタル予算相は、左翼連合がフランスの電力会社EDFの原子力発電所と石油精製所でストライキが続いている現状を利用しようとしていると分析しています。
最近、なんでもかんでも西欧のロシア経済制裁に抗議していると結び付けたがる人が居ますが、背景は政治的なものや賃上げを要求している物も多く、実態をよく見る事が重要です。
また、ロシアさんもこうした状況を煽り立てるプロパガンダをしています。