https://youtu.be/zameJfV2Cw0
米国大統領候補のフロリダ知事ロン・デサンティス氏は本日、岸田首相と会談し、二国間の関係、特に「強い日本」を称賛しました。
この様子を各国が注目して報道しています。
デサンティス知事は今年後半に予定されている2024大統領選への立候補を正式に表明するにあたって、現在の世界情勢の中、日本を含め自由主義国のこの4カ国で外交力を見せようとしているのかもしれません。
ロイターはこの様にディサンティス訪日を報道しています。
岸田政権は昨年、中国が強大化し、北朝鮮の度重なるミサイル発射に対応する為、防衛3文書とそれに基づく安全保障政策を発表し予算を付けていますが、デサンティス知事はこの岸田政権の動きを賞賛しました。
「私達は防衛力を強化するあなた方の努力に拍手を送ります。そして、強い日本は米国の力になり、強い米国は日本の力になると信じています」と述べた。
また、デサンティス知事は月曜日の夕方、林外相と会談して日本とフロリダ州の経済関係深化を強く望んでいる事を伝えています。
林外相とのワーキングディナーに先立ち「現在のフロリダ市場は日本企業が追加投資をするにあたって絶好の機会を提供できると考えています」とフロリダへの日本企業の投資を増やす事を希望しているとも。
林外相は「日本の対米投資においてフロリダはまだ6位です。だから私達日本はフロリダへの投資をもっと上げられると思います」と返答しています。
中国反体制メディアであるエポックタイムズはもっと詳細に岸田首相とデサンティス知事の会談の様子を伝えています。
岸田首相との会談でデサンティス氏は日本の防衛費増額への取り組みを強く支持。
彼は公式会談の前に岸田首相に「防衛強化の為のあなたの努力に感謝する」と述べ、日米同盟がインド太平洋地域の安全保障にとって「不可欠」であると強調した。
「北朝鮮の脅威や中国の台頭など、難しい地域であることは承知しています。強い日本はアメリカの為になり、強いアメリカは日本の為になると私達は本当に信じています。 アメリカはあなた方とずっと一緒にいたいのです」と岸田首相に述べています。
デサンティス知事の訪日は表向きは経済・貿易協力の強化を目的としています。 韓国、イスラエル、イギリスも訪問する予定だが、フロリダ知事室が発表した声明によると、韓国、イスラエル、イギリスの首相とは会わず、日本の岸田首相としか会わないとの事。
岸田首相との会談でデサンティス知事はフロリダ州が米国で最も急速に成長している経済圏のひとつであり、世界でも15番目に大きい経済圏である事に触れ、日本との経済関係をより深く育みたいとの意向も表明しました。
経済協力の機会は多くあるとし「日本には歴史上最高の企業があることも知っている」と述べており、フロリダから日本への直行便を確保する、航空会社幹部と会談する事も議題の1つであると述べた。
岸田首相はデサンティス知事を歓迎し、自身も様々な形で二国間協力を進めたいと述べています。
日本の指導者が米国の大統領選挙を注視していることはよく知られており、主要な候補者や次期大統領と会談してきた歴史があります。
2014年には、ホワイトハウスを目指す共和党のマルコ・ルビオ上院議員が1週間のアジア歴訪の一環として日本を訪れ、ルビオ氏は日本の安倍元首相と同様の会談を行っています。
安倍元首相も当選後、率先してトランプ氏と強い関係を築きあげました。
デサンティス知事は大統領候補であるだけでなく、米国で強力な影響力を持つ保守派の筆頭格です。日本政府がこうして関係を構築し、経済関係をフロリダと強くしていくのは、間違いなく今後日本を良い方向に動かしていくと思います。現在の様な、時代錯誤で極度な対中依存は害でしかないですしね。
日本外務省の岸田首相とディサンティス知事の会談についての発表。
4月24日午前11時30分から約40分間、岸田文雄内閣総理大臣がフロリダ州知事のロン・デサンティス氏の表敬訪問を受けた。会談の概要は以下の通りです。
冒頭、岸田総理は、デサンティス知事の初来日を歓迎し、今回の来日が日米関係、日フロリダ関係のさらなる強化につながることを期待すると述べました。デサンティス知事は、この機会に感謝し、日本は米国とフロリダ州にとって重要なパートナーであると述べました。
岸田首相は、日米関係の強化は、国際社会の平和、安定、繁栄を確保するために重要であると述べた。双方は、地域情勢について意見交換を行った。
日本・フロリダ州の経済関係について意見交換し、日本とフロリダ州の強い経済関係を歓迎した。