7月29日(金)に中国人民解放軍(PLA)第80部隊が米国の台湾訪問に向けて投稿したメッセージが「戦争に備えよ!」でした。最近、人民解放軍は台湾への領空侵犯など度重なる威圧を行っていますが、こうした言動に見られるようにどんどんと過激になってきています。
https://twitter.com/disclosetv/status/1553046575525634049?s=20
中国国営メディア環球時報(Global Times) も、米国の台湾訪問に関する人民解放軍のメッセージは、わずか 12 時間で 30 万件以上のいいねを獲得し「中国軍人の士気を高めた」と報道し、中国人民の台湾進攻への士気を高めています。
このメッセージは月間5億人が利用する中国最大級SNS、Weiboに投稿され、その後Twitterで投稿の写真が出回った。
PLAのWeiboの投稿には1万9000件以上のコメントが寄せられ、多くのネットユーザーが「PLA兵士、戦おう!」「我々は君たちを支持する!」「私たちはあなたたちを応援しています!」と興奮気味のコメントが溢れました。
退役軍人からは「国が必要とするときはいつでもPLAに戻る用意がある」という声もあった。
PLA第80部隊は、「戦争に備えるという基本的な責任を肝に銘じ、強い軍隊の旅に突進しなければならない 」というコメントを投稿し、このコメントにも8,000ものイイねが寄せられている。
習近平は「戦えるものだけが戦いを止められる」「戦争の準備をしたものだけが戦争に陥るリスクを負わない」と発言しており、中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席でもある習氏は、人材育成による軍備強化戦略に余念がないようです。
習近平氏は2022.7.27に中国人民革命軍事博物館を訪問した際、習近平は、国防軍が5年後に創立100周年を迎えることに言及し、中華民族の偉大な若返りを支えるため、より強い軍隊を構築するための新たな前進を呼びかけています。
ペロシの台湾訪問が迫る中、この投稿は脅迫の意味合いで出したものと思われます。
8月1日は中国共産党の建軍95周年に当たり、中国軍はその準備に追われている。しかし、このWeiboへの投稿は、習近平とバイデン米大統領の電話会談の翌日に行われたもので、習近平は米国に非常に鋭いメッセージを送っている。
「火遊びをする者は火で滅びる。習近平はバイデンに対して、「米国がこのことについて明確な目を持つことが望まれる」と述べたと、中国語の読み上げで伝えている。北京は、いかなる種類の台湾の分離主義にも断固として反対する、と習近平は付け加えた。
バイデン氏は、台湾に関する米国の政策に変更はないと主張したが、ナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州選出)が8月に台湾を訪問するという噂を否定していない。
国防総省は艦船と戦闘機を追加で派遣する「緊急時対応計画」を策定したと伝えられている。一方、中国は訪台が進めば「耐え難い結果」と米国を脅し、こうした「挑発」に対抗して台湾への攻撃を提唱する識者もいるほどだ。
中国共産党は台湾の武力侵攻を間違いなく狙っており、その準備を凄まじい勢いでしています。
グローバリスト云々で騒ぐ界隈が日本にもいますが、物理的にそんな話をしている段階ではありません。
習近平が言う様に「戦争の準備をしたものだけが戦争に陥るリスクを負わない」
台湾はこうした状況を監視しており、若い子も含めて中国共産党への警戒を怠らず日々その日への準備をしていますが、私のインスタグラムのフォロワーさんが「若い台湾人と若い日本人、その認識の差はどこからくるのでしょうか?」と質問してきていました。
台湾も日本と同じ島国なんですけれどね、、、台湾人が目覚めたのは香港が大きいです。
中国共産党は一国二制度を守らず香港を破壊しました。
武装警察に捕まった若い子はレイプされたり本国に送られ行方不明に。
台湾は国を挙げて中国共産党と対峙する発表を度々していますから、やはり政府が国をあげて覚悟していると言う所はかなり強いかと思います。また、台湾政府は呼び掛けるだけではなく、経済や政治、学校に浸透工作をする中国に対して浸透工作防止法を作り、徹底的にスパイが入らない様に頑張ってますし
台湾メディアも毎日の様に中国の動きを報道し、中国自体も頻繁に台湾に領空侵犯を繰り返しています。
国が亡びる実感が台湾と日本の若い子では違う。
その根本的な原因は政府の中国への態度とメディアの報道の差です。
これが圧倒的な認識の差を生みました。