ドイツ・アナレーナ・ベアボック外務大臣は2021年、中国からの輸入品に高い関税をかけるよう要請していました

 

 

2021.8.15

· EuropeNews

ドイツのベアボック氏は外務大臣就任前、EUはダンピングや劣悪な環境基準を防ぐため、中国政府から補助金を受けている企業等に課徴金を課し輸入品に厳しい関税をかけるべきと指摘していました。

現在はどの様な状態なのか見てみましょう。

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ベアボック外務大臣は中国に依存する事の危険性をその後も訴え続けており、2022.7.21のメディアとのインタビューで「中国への依存の解消に、非常に真剣に取り組む」と北京に警告しています。

ドイツは、ロシアのエネルギーへの依存をめぐって危機に陥りましたが、再びエネルギーや経済を脅迫の道具に使われる事がないようにしなければならないと述べています。

外務大臣となった今も中国の危険性について訴え続けられていました。

こうしたドイツの様子に対して、中国共産党は2022年が中国ドイツ国交樹立50周年なのを活用しドイツ中国友好を持ちかけて関係を修復しようと働きかけています。

2022年7月8日、王毅外相はバリ島で開催されたG20外相会議の際にドイツのベアボック外相と会談しています。

王毅「今年は中国とドイツの国交樹立50周年にあたる。この50年間、中独関係は小さな苗木から巨木に成長し、両国の全面的な戦略的パートナーシップは実りある成果を上げた。孔子は "五十にして己の人生の目標を知る "と言った。中独関係は、それが何であるかを知り、なぜそうなるのかを学ぶという成熟した段階に来ている。中国はドイツとの経験を総括し、次の50年の協力を計画し、二国間関係の発展に新たな勢いを与えたいと考えている。」

ベアボック「ドイツは中国との関係を非常に重視しており、国交樹立50周年を契機に両国の全面的な協力を深めることを期待している。ドイツは中国と協力して、両国の政府間の新たな協議メカニズム会議の準備を進め、法の支配、民主主義、人権に関する対話を行い、気候変動、グリーン開発、排出削減に関する交流と協力を強化することを希望している。」

といったやり取りがありました。ベアボック外相は外交上のリップサービス的な返しをしたと見られ、先ほどの7月21のインタビューで中国共産党との経済協力の危険性を指摘しています。

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