台湾の大学生が中国人民解放軍の基地一覧をリリース、

人民解放軍の基地の位置がグーグルマップで丸わかり

 

 

ジョセフ・ウィンさんは1年で数千のPLA軍事基地のマーキングを完了させた   2022.6.20

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台湾の大学で音楽を専攻する4年生のJoseph Wenさんは、中国が台湾軍の部隊配備の概要地図を発表するのを見て、「台湾がされたように中国人民解放軍の基地もマッピングしかえしてやった」という。 彼は1年で数千のPLA軍事基地のマーキングを完了させました。
ここでは公開された中国人民解放軍の基地一覧マップについて少し紹介します。

ジョセフ・ウィン設立の「中国人民解放軍基地・施設」mapへのリンクです。https://www.google.com/amp/s/www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/gangtai/hx1-06202022085228.html/ampRFA

中国人民解放軍の基地と施設mapを開くと、地図上に人民解放軍の施設のマークが密集しており、その数は約1,200カ所にのぼります。 陸軍、海軍、空軍の基地、中央政府、経済・軍事機関、ロケット基地、軍事大学などの位置が特定されており、50万人以上の訪問者を集め注目を浴びていてます。

地図を見るとまず驚くのが台湾対岸にびっしりと展開された人民解放軍の基地の数です。

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これらのマーク1つ1つを拡大する事でそのまま確認する事が可能です。例えばこちらの基地のマークをクリックすると、基地名やその基地についてのリンクがある場合は表示がされます。⇩

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これは便利ですね✨ 中国人民解放軍海軍沿岸警備隊の基地である事が分かります。拡大した状態⇩

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この様にしてウイグルにある人民解放軍の基地や南沙諸島、西沙諸島、チベット、北京からジプチの基地まで確認していく事が可能です。

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いくつか見てみましょう

こちらは一例ですが、神泉港 超視距表面波雷達(OTH-B)接收站(中国軍のレーダー)の様子です⇩

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ロケット軍第627旅団普寧基地⇩

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こちらは雲南省昆明市にある中国人民解放軍ロケット軍第62基地です。中国人民解放軍ロケット軍の基地の一つ。2015年1月21日に国家主席・中央軍事委員会の習近平が基地視察をしています。

福建省厦門にある海軍陸戰隊 青嶼基地(東部戰區) ⇩

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余談ですが、こちらの人民解放軍の基地のすぐ傍にある「金門島」って台湾の領土だってご存知でしたか?黄色くかこった島です☟

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最初に見た時は驚きましたが、こちられっきとした台湾の島です。去年CNNも「台湾の非武装地帯金門県、かつての軍事拠点は今や人気の観光スポットに」なんて報道していました。かつて日中戦争の際に日本軍が一時期占領していた島でもあります。

金門島がある金門県は、中国本土の都市、厦門と台湾本島の間の台湾海峡に浮かぶ島々で構成されているが、金門島は台湾本土よりも厦門に近いため、何十年もの間、戦略的、地政学的に重要視され、時々、同島で中国・台湾間の戦闘も発生していました。台湾侵略が迫る今日この頃、中々緊張感みなぎる観光スポットですね。

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金門島と言えば、根本中将の逸話「金門島の戦い」が有名です。

その決戦の舞台がこの金門島です。
この島で共産党軍を殲滅し、共産党の台湾侵略を食い止めました。

第二次大戦後、かつて戦火を交えた国民党軍から密使が町田に住んでいた根本氏のもとへ訪れ、蒋介石率いる国民党の軍隊を支援するよう懇願しました。

1949年6月、根本氏は家族にも本当のことを話さないまま、ちょっと釣りに行くと言って宮崎県延岡の港から小さな船に乗って単身台湾へ。

蒋介石と再会、そのまま台湾軍参謀として劣勢の国民党軍への支援開始。

中国大陸から日本人を逃す事を助けてくれた蒋介石国民党への恩を返すためだったと言われています。

蒋介石の求めに応じ、根本氏は国民党軍の軍事顧問として台湾の対岸にある中国福建省へ渡り、台湾に攻め入ろうとする共産党軍を食い止める為に目を付けたのが金門島でした。根本氏は金門島で敵を殲滅する作戦を立てて実行し、共産党軍に壊滅的な打撃を与えたと言われています。毛沢東に台湾奪取、台湾を含めた統一を断念させた可能性があります。こうして金門島は70年あまりが経った今も、中国と台湾の境界線になっているのです。

金門島の街の様子

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こちらは三亞綜合保障基地の空母山東の様子⇩

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アップにすると⇩空母山東が見えますね

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こちらの中国人民解放軍海軍三亜統合警備基地は、海南省三亜市にある人民解放軍南方戦区海軍の一部で、海軍の青島統合警備基地に次ぐ中国第2の空母統合警備基地です。

2012年に基地建設が始まり、2013年11月29日には空母遼寧が軍港に係留、短期間停泊しています。 2014年11月には、基地はほぼ完成。 同基地には大型艦を双方向に係留できるドックがあり、中国海軍の統合空母支援基地がいずれも空母2隻を収容できる能力を有していることがわかる。 基地のドックの長さは700mで、完成すれば世界最長の空母桟橋になると言われていました。 (ちなみに、アメリカのバージニア州ノーフォーク海軍基地の空母ドックと日本の空母ドックは、全長400〜430m)。

完成から2015年まで、同基地は空母の接岸確保、潜水艦支援装備の技術支援、航海後の支援、海上訓練における船舶の随伴支援という任務をこなしてきた。

2019年11月、中国初の国産空母「山東」は大連造船所を出発し、黄海、渤海で数日間過ごした後、台湾海峡を南下し、17日に海南の三亜空母基地に配属され翌月17日に就役した。山東が就役した1年後の2020年11月には、海南の三亜空母基地に最初の075型水陸両用強襲揚陸艦「海南」が配備されています。

西沙諸島のPLA基地も確認できます。
こちらは中国海軍西沙海洋警察区 永興島基地⇩

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拡大すると☟

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サンゴ礁を埋め立てフィリピンと頻繁に争っている南沙諸島のPLA基地も探しやすいです☟永暑島基地

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いつ見てもろくでもないですね。

こちらについては2022年5月、衛星画像の分析から中国が未だに積極的に施設を建設し続けていることが分かったと、米国の地理空間知能情報会社が発表しています。 米インド太平洋軍司令官は2022年3月、中国が南シナ海に建設した島のうち、少なくとも3つの島を完全に軍事化したと発表した。

衛星画像解析のための人工知能技術を開発するソフトウェア会社Simularity Inc.が5月5日に撮影した南シナ海のスビリーフの衛星画像と昨年12月15日の画像を比較したところ、新しい構造物と7つの建設現場が活発に動いていることが判明した。 トラックや建設機械、資材が見えるという。

次はチベットの様子を見てみましょう。西部戰區 南溫泉基地⇩

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PLA 對艦炸射訓場(模擬射撃訓練場)

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この付近にインドと中国が衝突したと報道されているガルワン渓谷があります。

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インド軍と人民解放軍の衝突は2020年6月、中国・チベット自治区に接する印ラダック地方にあるガルワン渓谷で発生。インド兵士少なくとも20人が死亡したと発表されており、核保有国同士である両国の間で起きた武力衝突としては過去40年以上で最多の犠牲者が出た事件の舞台がこちらです。

この様に今回台湾の大学生が作成した人民解放軍基地MAPを活用すると、人民解放軍にまつわる様々な紛争や事件の位置を把握しながら効果的に調べ物が出来ます。

皆さまも是非活用し、何か興味深い物を見つけたらご連絡下さい。