
スイスで継続中の技術的な和平協議(ヴァンス氏とガリバフ氏は18時間に及ぶ第1ラウンドの成果を経て既に離脱)を含む覚書(MoU)枠組みの一環として、米財務省はイラン産原油の生産、輸送、および販売を認可する60日間の一般ライセンスを発行したと発表しました。
これは大きな前進といえます。ベッセント財務長官はX上で次のように述べました。

トランプ大統領とヴァンス副大統領の下で、私たちは世界をより安全で豊かなものにし続けています。スイスでの生産的な協議の継続に沿い、イランはホルムズ海峡における自由で開かれた通行を確保し、さらに国際原子力機関(IAEA)の査察官の入国を認めることに同意しました。この枠組みの一環として、財務省はイラン産原油の生産、輸送、販売を認可する60日間の一般ライセンスを発行しました。
この重要な進展を受け、原油価格は本日の安値まで下落しました。

これをよく見て貰うと分かりますが、現在の価格はイラン戦争開始の急騰前の水準にまで下がっています。
米国はイラン産原油の一部販売を承認

しかしながら、ヴァンス副大統領は、凍結されたイラン資金の解放に関する早計な報道については慎重な姿勢も示しており、国内の強硬派やイスラエル側からの不満に対応しようとしています。
Axiosは月曜日朝の時点で、イランがIAEA査察官の再入国を受け入れる事に同意したと報じています。

これはヴァンス副大統領の最新の発言に基づくものであり、同氏は前日から夜通しにかけて恒久的な和平への道筋構築に取り組んでいました。
両国は現在、長期的な核合意の締結を目指しており、代表団トップがスイスを離れる中でも、技術チームによる協議は継続されています。60日間のロードマップが始まりました。
もし国連の核査察官が実際にイランへ戻る事になれば、それは極めて重要な一歩となります。
これは暫定合意の履行を検証する為のものです。ヴァンス副大統領は更に次のように述べています。
「最終的な合意と恒久的な解決に至る事を望んでいます。しかし現時点でも大きな進展があったと考えており、核査察官の受け入れに関しては称賛に値する成果です」
副大統領は記者団に対し、昨夜午前2時に国連の核査察官へ電話をかけて進展を伝えたものの、誰も応答しなかったと説明しました。
「予想通り、午前2時に電話に出る人はあまりいません」とバンス氏は述べ、「遅くとも今週中には実現するでしょうし、IAEAとのこうした対話は早ければ本日中にも始まると考えています」と続けました。
両陣営は最終的に、前向きで励みとなる評価を共有する段階に至ったようです。正式な第1ラウンドの終了直前には、協議が崩壊する可能性を示唆するような対立や警告も報じられていました。
「彼らは席を立たなかったし、彼らの技術チームは今もブルゲンシュトックで我々のチームと作業を続けています」とバンスは説明しました。
更に、「昨日イラン側に伝えたのは、『所謂ミレニアル世代がトラッシュトークと呼ぶような応酬をすれば、米国大統領が反応し記録を正す事を期待しないわけにはいかない』という事です」と語りました。
ヴァンスは最終的に「多少の脅しや不満はあった」と認めつつも、「最終的には協議は継続され、大きな進展を遂げた」と述べました。
また、ホルムズ海峡を開放状態に保つ為のメカニズムが構築されたと説明しつつも、依然として重要な作業が残っており、技術的交渉は継続されると述べました。更に、最終合意に向けて「非常に良い基盤」が築かれたとも強調しました。
イラン代表団(ガリバフ議長率いる)も、約18時間に及ぶ協議と調整の後、スイスの会場を離れました。
一方、ゴールドマンサックスの最新メモでは次のようにコメントされています。
パキスタンとカタールの共同声明、およびイラン外相による交渉進展に関する発言は、短期的な解決ではなく、長期的な交渉局面に入ることを示唆しています。
我々の基本シナリオでは、イランは最終的な解決を急ぐのではなく、ホルムズ海峡周辺での混乱の可能性を交渉上のレバレッジとして使い続けるでしょう。
現在の原油市場で最も顕著なのは、投機的なショートポジションの規模の大きさです。価格下落に賭ける資金が相当量存在しており、そのため短期的には更なる下落は難しくなっています。更に、交渉が続く中でイラン自身にとっても原油価格が大きく下がる事は必ずしも利益ではありません。
中国もまた、イランと米国が勢いを維持し、前向きな進展に向かう事への期待を表明しました。中国外務省の郭嘉昆報道官は月曜日、北京で次のように述べました。新華社通信によれば、同氏はパキスタン、カタールおよびその他関係国の仲介努力を評価し、「中国はパキスタンやカタール、その他すべての関係者による仲介努力を支持する」と語りました。
こうした状況を受けて、月曜日の寄り付きでダウとS&P 500 は小幅高となっています。
一方、NASDAQはスペースXの下落に伴い軟調に推移。

SOXは上昇していますので、NASDAQ下落はスペースXの影響が大きい事が確認できます。

スペースXの様子

スペースXが半導体に押されて現在軟調なのは仕方ない事です。この銘柄は長期で本領発揮する銘柄ですし、サブスク等でも話しましたがIPO直後はこんなものですからね。