石破首相が27日、パレスチナ難民支援でUNRWAとの緊密な連携を約束

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石破氏は27日、東京の首相官邸でUNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長と会談し、UNRWAへの支援を継続する為に緊密に協力していくと約束。

石破氏は人道支援を提供できる環境を構築する事が極めて重要であると述べ、日本はその実現に向けて努力していくと語りました。

UNRWA事務局長、ラザリーニ氏はFBに以下の様に投稿しています。

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本日東京にて、私は石破茂首相と日本によるUNRWAとパレスチナ難民に対する揺るぎなく強力な支援について議論した。

また、ガザにおける壊滅的な人道状況についても協議し、50万人が飢餓の危機に瀕している現状について話し合った。我々の集団的な対応は、人道上の義務によって突き動かされるべきであり、包囲の解除はもはや遅らせるべきではないと強調しました。

日本語で報道されていないUNRWAの東京での言動が以下です☟

UNRWAのトップは水曜日、ガザ地区への支援提供の為のイスラエルのモデルは資源の無駄遣いであり「残虐行為から目を逸らすもの」だと述べ、今週、米国が支援する財団による混乱した配給を批判しました。

火曜日には、イスラエルが支配するガザ地区南部ラファに米国支援で設立された「ガザ人道基金(GHF)」の支援配給所に、何千人ものパレスチナ人が殺到しました。

イスラエルが導入するとしたバイオメトリクス(生体認証)やその他のチェックを警戒しつつも、食料への絶望感が上回った為でした。

UNRWA事務局長のラザリーニ氏は、東京の日本記者クラブで記者団に対し、「イスラエルが提案した支援配給モデルは、基本的な人道原則と合致しない。昨日、フェンスに押し寄せ、必死に食料を求める飢えた人々の衝撃的な映像がありました。配給所は混乱し、尊厳を欠き、安全でもありません。資源の無駄遣いであり、残虐行為から目を逸らすものだと考えます」と発言。

イスラエル側は、自国軍の作戦はハマス主導の武装勢力のみを標的としていると主張し、ハマスは民間人を盾にしていると非難していますが、ハマスはこれを否定。

支援物資が僅かに再開された中、ガザの広範囲を支配下に置いたイスラエル軍は攻勢を続けており、ガザ保健省によると、3月中旬の短期間停戦が崩壊して以来、3,901人のパレスチナ人が殺害されたとされています。

イスラエルおよびその同盟国である米国が支援するGHFは、イスラエルが11週間続けていた封鎖を先週緩和して以来、約8,000個の食料ボックス、計46万2千食分を配給したと述べていますが、

国連および他の国際NGO団体は、この基金をボイコットしています。彼らは、支援は紛争当事者から独立し、必要に応じて配分されるべきという原則が損なわれると指摘。

米国国務省のスポークスパーソン、タミー・ブルース氏は、この支援プログラムへの批判を「やり方に関する不満(complaints about style)」に過ぎないとして退けました。

イスラエル側は、この新しい支援システムの利点として、指定された配給場所で受給者をスクリーニングし、ハマスと関係のある人々を排除できる点を挙げています。

イスラエルは2023年10月からハマスと戦争状態にあり、ハマスが支援物資を横流しして自分達の体制を強化していると非難していますが、ハマス側はこれも否定しています。