イエメン沖のアデン湾でテロリストがタンカー拿捕するのを米海軍と海上自衛隊が連携して阻止した件

 

フーシ派や海賊が度々イエメン近海で航行する船舶を襲うので、日本の海上輸送インフラも脅かされています

 

 

2023.12.5

Photo Lee Ann Quann

 

 

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https://youtu.be/fFdgoB_Oz-c?si=6aDvIB3vavbqTAVp

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先日、米海軍のアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSメイソン(DDG-87)と、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」と哨戒機が連携して、テロリストがイスラエル企業の石油タンカー「セントラル・タンカー」をハイジャックするのを阻止し、テロリスト数名を逮捕しました。

あまり日本で報道がされませんが、海上自衛隊はライフラインを守る為に中東の海で活躍しています。

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フーシ派や海賊がタンカーを襲っているアデン湾は「アフリカの角」と呼ばれるソマリアと、中東のイエメンなどに囲まれた海域で、スエズ運河へつながるため、通過する船舶が年間2万隻を数える海の要衝です。

日本としては如何にしてもアデン湾航行を止める事は出来ません。アデン湾~スエズ運河が使えなければ、日本へ向かう物資を乗せた船は南アフリカの喜望峰まわりしかなくなり、航行距離・日数が大幅に延びて海上輸送という日本のライフラインの一つが断ち切られる事になります。

日本は国際貿易量の99.5%を海上輸送に依存しており、世界のコンテナ貨物の約17%、日本から輸出される自動車の約18%が、スエズ運河ルートを経由して輸送されています。

その為、アデン湾における商船の航行安全は、日本にとって緊急かつ重要な課題の一つなのです。

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その為、海上自衛隊はアデン湾で海賊対処活動をしています。

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ただでさえインフレで日本国内は大変だと騒がれていますが、アデン湾のライフラインが止まれば今の比ではなくインフレになる可能性があります。

そうした事態を防ぐ為に今現在も活躍しているのが、米海軍や自衛隊です。

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⇧Photo 海上自衛隊公式アカウント

イエメン沖のアデン湾で11月26日、タンカーがソマリア人とみられる武装勢力に乗っ取られそうになりましたが、その前日、米海軍と海上自衛隊はアデン湾で対海賊訓練をしていました。

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11 月 25 日、護衛艦「あけぼの」は、アデン湾で誘導ミサイル駆逐艦 USS Mason と日米 PASSEX を実施し、戦術的対海賊能力および米海軍との相互運用性を向上させる訓練をしていました。

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その翌日、ソマリア海賊によるタンカーへのテロ行為が発生。訓練の成果がいかんなく発揮されました。

イスラエルハマス戦争は遠い国の話ではありません。

この戦争が始まってからというもの、イランの子飼いのテロ組織フーシ派テロリストがアデン湾や紅海でテロ行為を繰り返し、日本のサプライチェーンを脅かしています。

日本のテレビは報道しませんが、日本の生命線である海上のサプライチェーンを日夜守っているのが海上自衛隊の皆さんです。