
トランプ「イランは、現在「崩壊状態」にあると我々に通告してきました。彼らは指導体制の立て直しを図る間、できるだけ早くホルムズ海峡を開放して欲しいと要請しています(彼らはそれを成し遂げられると私は考えています)」

トランプ大統領「イランは『崩壊状態』にある」と指摘
米国市場が開く1分前、トランプ大統領は次のような発言を投入してきました。
テヘランがワシントンに対し「崩壊状態にある」と伝え、米国に対して「ホルムズ海峡を開放して欲しい」と求めているというのです。もっとも、仮にそれが事実であったとしても、戦時下において敵国に対してそのような事を認めるでしょうか。
政治的な亀裂の兆し、特に革命防衛隊と文民指導部の間の緊張は見られるものの、現時点では証拠はせいぜい断片的なものにとどまっています。現在のイラン国内の政府内議論は、米国と対話すべきか否かに焦点が当たっているようですが、戦時の混乱の中では、西側主要メディアも匿名のイラン関係者の発言に頼るほかなく、推測の域を出ていません。
トランプ大統領がイラン提案に前向きでない中、原油は3週間ぶりの高値へ
月曜夜から翌朝にかけての報道によれば、トランプ大統領は戦争終結に向けたイランの最新提案に前向きではないようです。
イランからの提案は、米海軍の封鎖解除を前提とし、核問題は後回しにするという内容です。
その結果、原油価格は上昇を続け、火曜朝には1バレル110ドルを超え、3週間ぶりの高値となりました。ホルムズ海峡の長期閉鎖への懸念が背景にあります。
原油先物(WTI)もじわりじわりと100ドルに接近しています。

この流れに合わせるかのように米半導体指数SOXが3%急落。

SOXが下げているという事は半導体主要銘柄が下げているという事です。NVIDIAを見ると・・・

やはり落ちてます。
となると日経先物も下落します。
様子を見てみると・・・

今日の日中から800円ほど下げていますね。
この様に原油上昇が玉突き反応を起こしていきます。
ホルムズ海峡を通過した最新のタンカーについて
火曜日、民間船4隻がイランによる妨害を受けることなくペルシャ湾を離れ、ホルムズ海峡を通過したとみられます。その中には、サウジアラビア産原油約200万バレルを積んだ日本のタンカーも含まれていました。
パナマ船籍の原油タンカー「出光丸」は、3月初旬にサウジアラビアのジュアイマ産業港に寄港した後、船舶追跡サイトMarineTrafficの公開データによれば、過去1週間はアブダビ沖に停泊していましたが、月曜遅くにイランのララク島に向けて出航しました。
火曜朝の追跡データでは、同船がララク島の南を通過したことが確認されています。同島は通航船から通行料を徴収する「料金所」として利用されていた島です。
ホワイトハウスは、将来の合意の一部としてイランが通行料を徴収するような仕組みは認めないと発表していますが、イラン側はこの問題を既成事実化しようとしているようで、徴収した資金は米イスラエルの空爆で受けた被害の復興に充てるとしています。
イランの思惑

独立系ニュース組織Drop Siteはテヘラン大学の准教授で著名な分析者ハッサン・アフマディアンがテヘランには「三つのM」が味方していると指摘している事を紹介しています。それは「弾薬(munitions)、市場(markets)、中間選挙(midterms)」です。
ハッサン・アフマディアンは以下の様にイランの思惑を語っています。
「イランは、時間は自分たちに有利に働くと見ています。三つのM、すなわち弾薬、市場、中間選挙がイランの立場を強め、米国の立場を弱めるのです。」
「米国としては『イランに圧力をかけて成果を得た』と示したい筈です。しかしイラン側は、それを与えまいとしているように見えます」
交渉に関与する別のイラン政府関係者(匿名)は次のように述べています。
「我々は現在、自らの構想に基づいて動いており、米国が海上封鎖を解除しない限り、交渉を続ける意味はないと考えています。」「紛争の範囲は拡大しており、もはや問題は核だけではありません」。
実際、テヘランの最新の停戦提案は米海軍による封鎖の解除を重視し、核問題は将来の交渉に先送りしています。これはイスラマバードでの協議で行き詰まりとなった為です。
ワシントンは以下の様にホルムズ情勢を進めています。
「タンクトップ(限界)」が迫る
トランプ大統領は現状をトランプ節で説明しました。すなわち、時間はテヘランにとって残されていないという事です。石油輸出が封鎖される事で、イラン経済の循環が止まりつつあるのです。
日曜にトランプはFox Newsに対して次のように語りました。
「大量の石油が流れている状況で、その流れが止まるとどうなるか?彼らは船が使えない。封鎖されている。そうなると内部から爆発が起きる。機械的にも地中でもだ。」「彼らはあと3日ほどしか持たないと言っている。爆発が起きれば、元通りに再建することはできない。」
ヘッジファンド運用者ヒュー・ヘンドリー氏も、イランに残された時間は少ないと指摘します。
イランの石油システムは停止を前提としていない。常に流れ続けることを前提としている。地下からタンカー、そしてアジアの買い手へと流れ続けなければならない。
これが止まれば、単なる収入減では済まない。物理的かつ不可逆的な問題が生じる。
井戸を止めれば地下圧力が急激に低下し、重質成分が固着して採掘が困難になる。いったん起きた損傷は元に戻らず、大量の石油を失うことになる。
つまり、対立が長引くほど、イランは自らの基盤を損ない続けることになる、というわけです。
操業停止まで15日未満と見られています。
テヘラン、JD・ヴァンス副大統領の同席なしでは協議せず
パキスタンで予定されていた第2回協議は開始前に決裂しましたが、本来は米側代表としてJD・ヴァンス副大統領が出席する予定でした。これはイラン側が望んでいた条件でもあり、現在も同様の姿勢とみられます。
一方で、報道によればイランはトランプ政権の特使スティーブ・ウィトコフ氏に強い不信感を抱いており、外交手続きや技術的理解に欠けると見なしています。
また、クシュナー氏はイスラエル寄りの人物と見られており、イラン側はこれらの人物と交渉する理由はないと考えているようです。
このため、匿名の高官は「ヴァンス副大統領のような人物がいない限り、交渉する意味はない」と述べています。
湾岸地域では停戦が続き、空爆は沈静化していますが、南レバノンでは依然として戦闘が続いています。
その他の本日のアメリカ・イランの動き
【トランプ&ルビオの大戦略——イランだけに目を向けていては見えない全体像】
多くの人がイランの問題に集中しすぎており、トランプ政権とルビオ国務長官が描く大きな絵を見落としています。
中国はベネズエラとイランから割引価格で原油を購入し、石油備蓄を積み上げてきました。ベネズエラ産原油の約50%、イラン産原油の約90%が中国向けでした。しかし現在、これら2つの供給源は遮断されています。ベネズエラ産原油は現在、主にテキサス州およびインドに向かっています。
この大戦略の本質は、中国へのエネルギー供給を制限することにあります。中国が安定した原油輸入を確保できなくなれば、他国に対して影響力を行使する能力も大幅に削がれます。
一部の解説者は「イランは生き残ることで勝っている」と主張していますが、現場(陸上・海上)の実態は、米国が優位な立場にあります。
米国株式市場は過去最高値圏にあり、米国債市場も安定しています。
欧州のエネルギー価格の高騰と経済成長を阻む規制を背景に、投資資金は依然として米国に流入し、欧州から逃避しています。
ベッセント財務長官のイランへのメッセージ

生き残ったイラン革命防衛隊幹部たちは下水管に追い詰められた溺れるネズミのように孤立しています。一方、イランの老朽化した石油産業は、米国の海上封鎖により生産停止に向かいつつあります。近く生産量は急落するでしょう。
次はイランでガソリン不足が発生します。
ホルムズ海峡におけるイランの攻撃は世界経済への攻撃です。
イランが攻撃してきたペルシャ湾岸諸国を含む約100カ国が本日、イランの行動を一斉に非難しました。https://x.com/i/status/2048872777457836193

イランのホルムズ海峡封鎖が中国に甚大なダメージを与えています。
イランをめぐる戦争により原油・天然ガス価格が上昇し中国経済への圧迫が始まっています。自動車販売は3月に落ち込み、4月には更に急減しました。
家計が慎重になる中、飲食店やホテルでは客足が遠のいています。中国南部では先週、プラスチック原料の高騰と対米関税の継続に耐えられなくなった玩具工場が倒産し、数千人の労働者が抗議行動を起こしました。
今回の倒産は、2026年4月下旬時点で中国南部の製造業者が直面している深刻なプレッシャーを浮き彫りにしています。
地政学的緊張による原材料費の高騰と、米国による継続的な関税が重なり、輸出主導型の玩具業界の多くの企業にとって、持続不可能な経営環境が生み出されているのです。
イラン支援国のロシアがウクライナにより甚大な被害を受ける
ウクライナ特殊部隊が、占領下のクリミア中枢部において精密かつ驚異的な作戦を実施したと報じられています。
セヴァストポリで黒海艦隊の高級将校が集まる会議が爆破されたとの事。

現地報告によれば、ウクライナの都市へのカリブル巡航ミサイル攻撃を直接指揮していた将校らが参加する重要な会議が、この場所で行われていたとされています。
この作戦はウクライナ国防省情報総局(GUR)の精鋭部隊「マジャール・ウルフズ」によるものと主張されており、セルヒイ・マヘラ大佐の直接指揮のもと、深後方の厳重に防護された施設に潜入し、強力な爆発物を仕掛け、会議の最中に起爆したとされています。
爆発の威力は凄まじく、司令部はほぼ跡形もなく破壊されたと伝えられています。未確認情報では、黒海艦隊の複数の提督・上級将校が死亡したとされています。https://x.com/i/status/2048762418923266388
バーレーンは、イランのテロ攻撃を祝福したとして69名のエージェントの市民権を剥奪しました。
誘導ミサイル駆逐艦USSラファエル・ペラルタ(DDG-115)が、4月26日にイランの港湾に向かおうとしたタンカー「M/T Stream」を拿捕し、米国によるイラン港湾封鎖を執行しました。

UAEが5月1日付でOPECおよびOPEC+からの脱退を決定。
脱退後もUAEは、需要や市場動向に応じて段階的かつ慎重に生産量を増加させ、責任ある役割を担い続けるとしています。