ベネズエラに異変です

WSJなどは米軍が数日以内にベネズエラに攻撃をする可能性があると報道

Photo Micho

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アメリカ政府が近々ベネズエラへの軍事攻撃を決断した、という報道が出ています。

現在、アメリカはカリブ海で大規模な軍事展開を行っており、その中には空母「ジェラルド・R・フォード」の派遣も含まれます。

衛星画像でも米艦隊の動きが確認されている為、準備段階が具体化している事が分かります。

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ブルームバーグはトランプ政権当局者がベネズエラへの攻撃目標を特定と報道しています。

ターゲットは、ベネズエラ大統領・マドゥロが率いるとされる麻薬カルテル「ソレス・カルテル」の軍事施設で、アメリカ側はこの組織が年間500トンものコカインをアメリカやヨーロッパに密輸していると主張しています。

マドゥロ政権は武装勢力や治安部隊、民兵組織を動員・展開し、全国規模で防衛体制を強化しています。これにより、国内の緊張と治安維持に力を入れている様子。

マイアミ・ヘラルドやウォール・ストリート・ジャーナルの報道では、攻撃は「数時間から数日以内」に始まる可能性があるとされていて、目的はこのカルテル指導部の壊滅(場合によってはマドゥロ自身の排除も?)です。

仮に攻撃が強行されれば、政権転覆(レジームチェンジ)となり、アメリカ寄りの野党指導者(文中ではマリア・コリナ・マチャド)を新しい指導者に据える狙いがあるのではとも推測されています。

これを受けて原油価格が急騰。ベネズエラは世界最大級の石油埋蔵量を持つので、戦争による供給不安が市場を刺激した形です。

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米国がこれほどまでにベネズエラへの介入姿勢を強めているのかというと、これまでの経済制裁や政治的圧力では効果が出ず、軍事的対応に踏み切る可能性が高まっている事が推察されます。国際社会やメディアも「今後の動き」に注視しています。